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青森ワーケーション日記④5/5〜5/8●マジの「わいは」、五所川原で日本酒12杯、立ちねぷたと吉幾三

4/27から青森で2週間のあいだ、ワーケーションをしました。前の日記の続きです。

5月5日(木) 山猫軒で喰われるかと思った

午前中はホテルで仕事。あまり天気が良くない。

ホテルからほど近いところにあるレストランで、「山猫軒」と看板を掲げているところがあり、通りがかるたびに気になっていたので、思い切って行くことにする。

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正式なお店の名前は「LINCE(りんちぇ)(食べログリンク)」のよう。

ランチは、要予約のちゃんとしたコースと、予約なしでも大丈夫な前菜+パスタの手頃なコースとがある。予約してなかったのでパスタコースを注文。

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突如「最高」がやってきてしまってのけぞる。サラダと前菜のプレート。小食な人ならこれでお腹いっぱいになる量。サーモン、えび、ほたて、豚肉、鶏胸肉、牛ももだったかな。これにパンがついてくる。すべて美味しい、すべて……

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パスタ。これはもう「シメ」扱いでいいと思う。当然美味しい。山猫軒という名前から「クリームと塩を塗りたくられて食われるのでは……」と心配だったけど、むしろ美味しいものを食べることができてよかった。きちんとしたコースの方はドルチェもついてかなり量が多いらしく、食べきれずお包みにしてもらっているお客さんが何人もいた。次は夜にも来たい。

ホテルに戻り、仕事の続きをする。夕方ごろ、天気が回復したので、少し離れたコンビニまで歩いて行き、仙台の実家と、都内に住む友達にそれぞれおみやげを発送する。

日が落ちた後、ホテル近くの「大衆酒場コンフィ(食べログリンク)」へふらりと。軽く食べ軽く飲むつもりだったが、日本酒→ウイスキーという飲み方をしていたのでマスターに「お強いですね?」と目をつけられ、エゾシカのジャーキーなるものを食べさせていただく。クセがなく味わい深い。酒はいや進む。

その後、目をつけていたラーメン屋「中華そば横山(食べログリンク)」へ。

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これこれ、こういうのが食べたかったんだよな…という気持ちになる。

青森出身の友人から「わいは」という方言について聞いてはいたが、このとき近くにいた地元民と思しきグループ客が「わいは!!!」「わいは〜!!!」と盛り上がっており、「マジの”わいは”だ!!!!」と興奮する。

あと、「ローランド」のイントネーションが全然違った。「ロー→ラ→ン↑ド↑」という感じ…?津軽弁は基本後ろ側が上がるイントネーションなのだけど、ローランドという名詞もそうなっていて面白かった。

5月6日(金) 海坊厨、シュトラウスのクリームもりもりザッハトルテ

午前中、ほんの少しだけ仕事する。

わたしは食べ物系コミックエッセイが好きで、たかぎなおこさんのコミックエッセイもよく読むのだけど、その中に登場していた青森市のレストラン「海坊厨(食べログリンク)」にずっと行きたいと思っていた(こちらのマスターのハヤセさんが、たかぎなおこさんが上京した頃バイトをしていた先のシェフだったという縁があり、その後も交流がある)。今回、満を辞してお邪魔することに。

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めっちゃ地元民で賑わっており、ランチコースは売り切れ、というか予約が必要だったなという感じ。計画性がないので予約するという頭がなかった……。

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創作つけ麺をいただく。これにドリンクとサラダがついて800円くらいなのだが安すぎないか……?全体的にメニューが安すぎる。味、もちろんおいしい。具沢山で食べ応えがあり。

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たかぎなおこさんの漫画を読んで仙台から来ました、とスタッフさんにお伝えすると、こころよくレジ内の色紙を撮影させてもらい、ハヤセさんもご挨拶してくださる。気さくすぎるし全員善人だな……

ホテル帰宅への道中で、祖母・叔母へのおみやげを買いに、青森市で有名なウィーン菓子のお店「シュトラウス(食べログリンク)」へ。「アップフェルシュトゥルーデル」などのはいった詰め合わせをおみやげとして購入し、自分用のおやつにザッハトルテを。

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「100円でトッピング用の生クリームをおつけできますよ」「じゃあお願いします」という会話をした結果、ひとつのザッハトルテに対して山盛りの生クリームがついてきてしまい……

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生クリームは9割ほどそのままで吸い込んだ後、無事ザッハトルテもおいしくなりましたとさ。めでたしめでたし。

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いつまでも眺めていたい夕暮れ。

5月7日(土) 五所川原でスキスキスキちゃん

五所川原に一泊で遊びにいくことにしていた。なんやかんやと午前中を過ごしていたら昼になってしまう。

青森〜五所川原の移動は、ほんとうは奥羽線と五能線を乗り継いでいくのだが、このときはちょうどよい時間のものがなかった。「リゾートしらかみ」という観光用の電車の発車時刻がジャストだったのと、乗り換えをせず五所川原までいけるので、試しにと乗ってみる。少しだけ特別料金がかかる。

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「橅(ぶな)」をいつも「なで」と読んでしまう。

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座席はひろびろしていて良い。津軽弁の民話の語り部さんのおはなしが始まるなど、興味深く耳を傾けているうちに五所川原へ着く。

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五所川原にきた理由は、ハロオタ友達が経営している飲み屋「わくわく酒場スキちゃん(食べログリンク)」に再訪するため(昨年末に初訪問し、日本酒を一升くらい飲んでしまった)。ホテルチェックイン後、ヘパリーゼのいいやつを投入して、お店の開店直後に突撃する。

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ものすごく食べたしものすごく飲んだので画像は割愛。日本酒を12杯ほど飲む(10杯飲んだ記録はカメラロールに残っていたが、記録に残していないのがあったはずで、おそらく12杯は飲んでいる)。

これは飲酒したときのわたしあるあるだが、店内のすべてのお客さんと仲良くなる。ベロベロになりタクシーを呼んでもらってホテルに帰る。

いつもお世話になっております。スキちゃんの近所に住みたい。

5月8日(日) やっと会えたね吉幾三ハウス

ヘパリーゼのおかげか大きな二日酔いもなく、少しの寝不足とともに目覚める。ホテルをチェックアウトし、「五所川原立ちねぷた記念館」へ行く。

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ロビーにいきなりこれがあり、テンションが上がる。ものすごくでかい。

展示されているゾーンはまた別なので、チケットを購入して展示室へ。

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「ものすごくでかい」の2倍ぐらいあるものが出てきて、叫びたくなるほどテンションがぶちあがる。4階分のフロア吹き抜けぶち抜きサイズで、23mほどの大きさ。

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最初に地上から見上げ、その後は4階までエレベーターで上がることで巨大ねぷたのてっぺんと同じ目線まで行き、周囲の通路を通りながら展示物を眺め、ゆっくり地上に歩いて戻る、というすばらしい展示方法に感嘆する。かっこいい、あまりに……。

大興奮&満足。満足ついでに「吉幾三コレクションミュージアム」に行く。これも念願であった。

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吉幾三のオタクでもあるので、けっこう興奮する。吉幾三の身長は178cm。

一通り展示を眺め、何度か吉幾三と会ったこともあるというスタッフのお姉さんとお話し、ミュージアムをあとにする。

帰りはふつうに五能線と奥羽線を乗り継いで帰る。五能線からの、岩木山を遠景に臨む風景が、これまで目にしたことのあるあらゆる美しい風景のなかでも3本指に入るほどで、しばしボーッとする。

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存在感のある大きな山、白く可愛い花をめいっぱい咲かせているりんご果樹畑。足元は青々とした緑が広がり、水の張られた田圃がきらきらと光を反射し、畦道には菜の花やたんぽぽが黄色く元気に盛っており、自転車や軽トラやコンバインが合間に置かれており。

自然の骨太な美しさとどうしようもない強さ(怖さでもある)、人間のかわいい日々の営み、そういうものが一気に目に飛び込んでくるというか視界に入るものすべてが完璧で、圧倒される。圧倒されながら、青森のホテルに戻るのだった。

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このワーケーションは、ホテルの長期滞在に特化したサービスの 「マンスリーホテル」(https://monthlyhotel.jp)さんのご依頼のもと実施しております!

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