ロックダウン最終日
ニュージーランドは明日から警戒レベルを一つ下げてレベル3になります。
今日の新規患者数は5(確定1、未確定4)でした。さらに1名亡くなったことが確認されて、合計の死者数は19名となりました。
レベル3の間は、次のような状態になります。
・通学/通勤/地域でのレクリエーション以外では、出来る限り家にいること。レクリエーションも、釣りは岸からのみ、泳ぎはOKだけどボートはNGなど細かいルールがあります。
・バブルを出来る限り小さく保つこと。
(バブル=世帯を共にする人たちが入る、物理的接触が出来る人たちの泡)
他のバブルと接触しないように生活するのがレベル4の鉄則でした。レベル3では違う家に住む独居の家族やケアギバー(ヘルパーさん)など、最小限の形で「拡大」することが出来ます。
ただし、不特定の人との接触はまだ出来ません。
・ソーシャルディスタンスは外では2m、学校や職場では1m
・学校は、Year1-10(小学校から中学校)までの生徒で、家族が働きに出なくてはいけないなど、家にいられない場合のみ登校できます。
(ニュージーランドは法律で14歳までの子供は家に一人にしてはいけないと決まっています)
それ以外の場合は家で勉強するのはロックダウン中と変わりません。
・出来る限り家で仕事をすること
・レストランやカフェ、今まで閉店していた単品の食料品屋さん(パン屋さん)なども開店出来ますが、デリバリーもしくは完全コンタクトレス(店員との物理的接触がない状態)でのピックアップのみ認められています
・図書館/博物館/美術館/映画館/フードコート/ジム/プール/公園の遊具/マーケットはまだ開かれません
・結婚式やお葬式などの集会は10名迄の小規模で認められますが、飲食の提供やパーティなどは出来ません
・自分の地域を越えて移動しないこと
ジャシンダ首相とブルームフィールド保健省長官は、ニュージーランドが5週間弱に渡るロックダウンで「500万人のチームとしてcovid-19との戦いに勝利を収めつつある」と話してくれました。19名の亡くなった方は数ではなく一人一人が大切な人たちであったとも。
また、当然ではありますが、今後の警戒は怠ってはいけないとも話しています。治療法が確立していない今、ニュージーランドが目指すのは「排除(elimination)」であり「根絶(eradication)」ではないので、気を抜けばまたすぐに感染が広がるだろうと。
次の警戒レベルのレビューは5/11を予定しています。
その頃には追跡アプリなどもリリースされたりするらしいです。
私は5/11までは、どこまでロックダウン時と同じ生活が続けられるか試してみるつもりです。自転車がないので、町の中でも少しだけ遠くに歩きに行くときに車を使うかもですが。あ!でもローカルのお店からテイクアウェイはしたいなぁ…。
サポートいただいたものは次以降の記事の役に立つように、もしくは将来への恩送りとして使わせていただきます。