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第7回:「喜び」が主体性をが作り出す

前回は、自分にとってのかけがえのない「喜び」を見いだすことができると、それが生きる目的となり、その結果、自分の存在理由が明確になっていくということを書きました。今回は、「喜び」によって、本当の自分を創るようになり、主体性を持って生きられるようになるということを書いていきます。

「喜び」が主体性を作り出す

人が「喜び」に従って生きるようになると、自然な形で主体性が養われていきます。なぜかというと、人が「喜び」を見つけることができるようになると、それを最優先して生きるようになり、「喜び」以外のことは選択しなくなっていくからです。

この「喜び」以外を選択しないということが、主体性になります。

例えば、何をしていいかわからずに生きていたりすると、取捨選択が曖昧になってしまうので、結果として不明瞭な時間を過ごすことが多くなってしまいます。

しかし、やりたいことが明確になればなるほど、無目的な時間に耐えられなくなり、無駄だと思えるようなことはしなくなります。人は「喜び」を感じている時間を長くしたいと思うものなで、それ以外のことは選択しなくなります。

余談になりますが、ストレスが多くか掛かっていたりするとお酒や甘いものを欲してしまうのは、飲食という比較的身近にある「喜び」に向かっていくことで、一時的にストレスから逃避できるようになるからです。

こういった心理的背景を見ていくだけでも、人にとって「喜び」が欠かすことができないということを理解できたりします。

話を戻すと、私たちは基本的に時間は有限であると感じていているし、効率よく時間を使いと思っています。しかし、自分が何をしたいのかを理解できていなかったりすると時間の使い方も漠然としたものになってしまいます。

「喜び」で生きるようになると他者との関わり方も変わる

「喜び」で生きるようになると、やりたくないことは極力避けるようになるので、他者との関わり方においても「yes 」と「no」がはっきりといえるようになっていきます。もちろん、何かしらの誘いを断るときには、ちゃんとした理由を添えることができるので相手も納得して貰えます。

また、自分にとっての「喜び」を得られるようになると、付き合う人も変わっていきます。自分と同じような感覚を持っている人、共通する「喜び」を持っている人と一緒に過ごした方が楽しいので、そういった人達とのかかわりが自然と増えていくようになります。

つまり、「喜び」を主体性にして生きられるようになると、生きやすい人生を歩んで生きれるようになるし、好きなことだけ楽しいことだけをして生きていけるようになっていくものです。

二極化とは、異なる感覚の人とは関わらなくなるということ

スピリチュアルの世界では、これから二極化が加速していくといっいわれています。こういった背景には、同じような感覚を持った人が集まり、感覚の異なる人とは関わることがなくなっていくといった意味も含まれているように思います。

「喜び」には「引き寄せの法則」を加速させる力があります。「引き寄せの法則」とは、自分が焦点を合わせたもが「引き寄せられる」ということなので、「喜び」に焦点を合わせれば合わせるほど「喜び」に繋がるような出来事を引き寄せることになります。

もちろん、この「引き寄せの法則」の力によって、同じような価値観を持った人が集まってくるようになるので、人間関係も「喜び」に満ちたものへと変わっていくことでしょう。

こういった原理によって、これからは同じような感覚を持った人が集まって仕事をするような世の中になっていくのではないかと思います。したがって、これから起こるであろう二極化は、自分が何を求めていて何をしていきたいかを理解している人とそうでない人の分岐によって生まれると考えられます。

こういったことから、「喜び」という主体性を持って生きるようになると、これまでの会社組織のように意識の異なる人達が集まって仕事をすることはなくなり、同じような意識を持った人たちの集団で仕事をしていくようになっていくと予想することができたりします。

「喜び」が自分を進化・成長させる

「喜び」には孤独を感じさせない力があります。たとえひとりで過ごしていたとしても、頭の中は「喜び」にかかわる情報が駆け巡っているので、孤独を感じる暇がありません。

また、自分にとってのかけがえのない「喜び」を見つけられるようになると、生活そのものが充実していくので、自分の意識が研ぎ澄まされていくのは当然のことといっていいでしょう。なので難しいことは考えずにシンプルに「喜び」に従って生きた方が簡単に進化・成長ができるよういなっていきます。

やりたくないことはやらないと決める勇気

とはいえ、自分にとってのかけがえのない「喜び」を見つけることは難しかったりします。「喜び」は体験を通じて得られるようになるものなので、面白そうだと思ったことも実際にやって実感してみないと分からなかったりします。

私は、何度となくトライ&エラーを繰り返してきました。それこそ数えきれないほどのエラーを山のように築いてきました。そしてエラーはもうんざりといった思いから、人生そのものを根本から見直そうと決めて、たくさんの本を読むことにしました。

そうやって、たくさんの本を読んでいるうちに文章を書いてみようと思うようになり、文章を書くことが、今の私の「喜び」になっています。つまり、興味に従って次から次へと本を読んでいくことで、文章を書くという私にとっての「喜び」を引き寄せることができたのです。

そういった意味でも、楽しいと思うこと、嬉しいと感じることを率先してやっていくことが大切なのだと思います。周りの目を気にせずに、自分の感覚を信じて、ブレーキを掛けずに楽しいと感じることをしていくことが大切だと思います。

また、「やりたくないことはしない」と決めることも大切です。やりたくないことをしていると、やりたくないことに意識を合わせてしまうため、その結果、やりたくないと感じるようなものごとを引き寄せてしまいます。

こういったことから、思い切って最初に「やりたくないことはしない」と決めてしまうのも「喜び」を得るための近道になるでしょう。勇気を持って決断することも自分にとっての主体性を作り出す力となります。

「喜び」を得るための勇気

今回は、「喜び」が主体性を作り、その主体性が自分自身を進化・成長させるということを書いてきました。とはいえ、自分自身を成長させられるようになるには、たくさんの失敗が欠かせません。そしてたくさんの失敗をするには、たくさんの挑戦が必要だったりするのです。

しかし、人間は失敗を恐れるものです。この失敗を恐れる気持ちから、何も挑戦することもなく、ただ時間を無駄に過ごしてしまうということもあったりします。実をいうと、自分の人生をよりよくしていくためには、失敗を恐れずに挑戦する勇気が大切だったりするのです。

そこで、次回は「喜び」を得るためには勇気いるということを書いていきます。

そして、この「勇気」について、今年、私が読んだ本の中で、多大な影響を受けた「パワーか、フォースか」という本を参考しながら、「勇気」ついての記事を書いていきたいと思います。

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