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49.楽しさや喜びが「幸せ」の確立を高める

昨日は、『現象が一変する「量子力学的」パラレルワールドの法則』という本を読んで、「一意専心」の意識が大切であるということを書きました。

今回は、楽しみながら「一意専心」をし、自分が望むパラレルに飛び移る方法について書いていきたいと思います。

そこで、まずパラレルワールドとは何か、ということを本の文章を引用しながら書いていきます。

パラレルワールドとは何か?
空想や小説の世界の話ではありません。
私たちは並行して存在する
パラレルワールドを行き来しています。
今いる世界は変えられます。
「観測」と「周波数」を変えるだけです。
この仕組みを知れば、人生は一変します。

本書のメインテーマである「パラレルワールド」は、量子力学の「多世界解釈」という理論に基づいています。
世界は一つではなく、別の世界が存在する。そこでは、あなたは「今とは違う生活」をしている。しかも、そんな別の世界は一つや二つではなく無数にある、という考え方です。

パラレルワールドを日本語に訳すと「多世界解釈」になります。

ちなみにwikipediaでは、多世界解釈について次のように記しています。

多世界解釈とは、量子力学の観測問題における解釈の一つである。この解釈では宇宙の波動関数を実在のものとみなし、波束が生じない。そのかわり重ね合わせ状態が干渉性を失うことで、異なる世界に分岐していくと考える。

このパラレルワールド(多世界解釈)を『現象が一変する「量子力学的」パラレルワールドの法則』の本の中にある図を模したもので説明していきます。

パラレルワールドとは、目の前の出来事に対して自分がどう意図するかで、未来が変わっていくということであり、その出来事に「愛・感謝の気持ち」を意図すると、未来は「愛・感謝のパラレル」に移行することになるし、「私なんて‥」といった思いを抱くと、「私なんて‥」という未来に移行することになります。

例えば、ネガティブな出来事があったとして、その出来事に対して「この経験を通じて私は成長する」という意図を持つことができれば、ネガティブな出来事もポジティブな出来事に変えることができるため、ポジティブな未来を創造できるようになります。

その一方で、ネガティブな出来事に対して、「やっぱり駄目だった」と思うと、未来は「やっぱり駄目だ」という未来を創り出してしまうことになります。

つまり、ある出来事に対して、それをどう解釈(観測)するかで、未来が変化するということであり、意図が自分の未来を生み出しているということになります。

これが多世界解釈(パラレルワールド)の意味といっていいでしょう。

とはいえ、目の前に現れる出来事は様々で、その都度、ポジティブな意図を出したり、ネガティブな意図を出したりしていたりします。

ところが、次々とやって来る出来事に対して、代わる代わるポジティブな意図やネガティブな意図を出していたりすると、目の前の現れる現象にばらつきが生まれてしまいます。

しかし、どんな出来事に対してもポジティブな意図を出せるようになると、目の前の現象は、やがてポジティブなものだけになっていきます。

この「どの出来事に対してもポジティブな意図を出せるようになる」と、前回の記事で書いた「確率1に近づく」ことができるため、ポジティブと感じられるような出来事をより多く出現させられるようになります。

したがって、どんな出来事に対してでも、ポジティブな意図を持てるようになると、ポジティブな未来を生み出し続けることができ、その結果、ポジティブなパラレルに移行できるようになる、といっていいでしょう。

例えば『一打サヨナラ』という場面で僕に打順が回ってきたことがあります。相手のピッチャーを見ると、めちゃめちゃ弱気になっているのが分かる。でも、じつは僕も『ここでダブルプレーになったらどうしよう』って弱気になっていたんです。チャンスなのに、自分でピンチにしているですね。それに気づいたから『相手の方が弱気やろ。思い切りバット振ったらええやん』って振ったら、サヨナラ安打になってこともありました(笑)

これは、本の著者である村松さんが当時阪神タイガースの監督だった矢野燿大さんから伺ったことだそうです。

矢野さんは、一打サヨナラの場面で「強気」の意図を持つことができたから、ヒットを打つという未来を現象化させることができたといっています。

もちろん強気でバットを振ったから、必ずヒットが打てるというわけではないし、強気になればヒットが生まれる確率が100%になるというわけでもありません。

しかし、毎回「強気」の意図で行動していると、「強気の確立を1」にすることができるようになるため、当然、ヒットを打つ確率を上げていくことができます。

「強気の意図」とは、成功するイメージを思い描くことであり、反対に「弱気の意図」は、失敗するイメージを思い描くということです。

さらに「強気の意図」を持ち続けるということは、成功するイメージを描き続けるということでもあるため、こういった「強気の意図」の継続が、矢野さんを阪神の監督にさせたということもできます。

つまり、意図する内容を一定に保つことができれば、その意図に応じた未来を生み出せるようになるといえるのです。

パラレルワールドという視点で自分の存在を見ていくと、「強気」の自分がいる世界も、「弱気」の自分がいる世界も想像することができます。

また「喜び」の自分が存在している世界も、「悲しみ」の自分が存在している世界も想像することができます。

しかし、残念ながら私たちは「喜び」のパラレルと「悲しみ」のパラレルに同時に存在することはできません。

このため、実際にパラレルワールドが存在するかどうかは、体感として理解することは難しかったりします。

とはいえ、私たちは「どんな意図を持つかで気分が変わる」ということは理解できるものであり、ネガティブなことがあったとしても、前向きな気持ちになることができたら、いい気分になることができたりします。

そして、いい気分で過ごせるようになると、目の前の出来事をポジティブに捉えられるようになるものであり、目の前の出来事をポジティブに捉えられるようになると、自然とポジティブな行動を取れるようになるし、ポジティブな意識で行動できれば、「満足」した気分で過ごせるようになっていきます。

この「いい気分で過ごす」⇒「目の前の出来事をポジティブに捉える」⇒「ポジティブな意識で行動する」⇒「満足した気分で過ごす」という流れで生きることができると、それが「確率1」を生み出すことになり、結果的に自分自身に満足して過ごせるようになり「幸せ」を感じられるようになっていきます。

しかも「いい気分で過ごす」⇒「満足を得られる」という循環に、「楽しさ」や「喜び」要素を加えていくと、より「確率1」の世界を生み出しやすくなるため幸福度を上げやすくなります。

私たちの思考や感情は振動し、その振動が波動となって拡がっていきます。

パラレルワールドとは、どんな波動を出すかでどの世界に移行するかという確率論でもあるため、「楽しさ」や「喜び」を感じて波動を出し続ければ、それがそのまま「確率1」になっていき、「楽しさ」や「喜び」の世界に移行しやすくなるといえます。

また「楽しさ」や「喜び」を感じたときの波動は大きいため、この大きな波動を出すことが、より「確率1」に近づける原動力となります。

こういったことから、「楽しさ」や「喜び」のある「幸せ」の世界を未来に作って行きたいと思うのであれば、積極的に「楽しいと感じること」、「喜びを感じられること」をしていった方が、短期間で楽しく「幸せ」の世界を生み出していけるようになるといってもいいでしょう。

意図とは「思い」です。

思いがないと何かを生み出すことができません。

「美味しいものを食べたいという」思いが、美味しい料理を生み出すし、「何でもいいや」と思えば、あるもので間に合わせるという現実を生み出すため、どんな思いを持つかが未来を決めることになります。

しかも、「思い」をより具体的にしていくことで、より具体的な創造が可能になっていきます。

このため、思いの中に「楽しさや喜び」をより具体的に加えていくことができたなら「幸せ」になる確立を高めていくことができるようになるでしょう。

では、どうやって「楽しさ」や「喜び」のある思いを生み出し、「幸せ」の世界を創造していけばいいかということは、少し長くなってきたので、また次回に書いていきたいと思います。

いずれにせよ、「思い」や「意図」を大切にすることが、最良のパラレルに移行する方法になるといっていいでしょう。


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