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第83回:「平和」は「喜び」から生まれる

前回、「喜び」が人生の答え、という記事で「愛」について書いたので、今回は「平和」について書いてみようと思います。

「平和」にはいろんな概念があると思いますが、「平和」は自分の力で生み出すもの、という側面もあるといっていいでしょう。

そこで「平和」を生み出すツールとして「喜び」を使って行くのが最適な方法なのではないかと私は考えます。

「平和」は「外的な平和」と「内的な平和」があり、自分で「喜び」の感情を生み出すことが出来るようになると、「内的な平和」を作ることが出来るようになります。

そして、「内的な平和」を自ら創っていけるようになると、それに伴う形で「外的な平和」も創って行けるようになるでしょう。

ここでいう「外的な平和」はあくまでも身の回りという意味であり、「戦争」が消えてなくなるという意味ではありません。

しかし、多くの人が「内的な平和」を実現できるようになれば、やがて「争い」はなくなっていくはずです。

そういった意味でもまずは、一人ひとりが「内的な平和」を作れるようになることが大切なのだと思います。

「喜び」が平和を創る

「平和」をイメージするとフラットな感じがします。「フラット」とは「安定」といってよく「不安」のない状態です。

おそらく、この「不安」のない状態になるのが、誰もが望むことなのだと思います。

では、この「不安」のない状態をどのようにすれば作れるようになるかというと自分で作るしかありません。

外の状況は日々変化していて、外の状況がいつも「平和」であるわけではありません。

また、外の状況と戦っていても心が平和になるわけではないので、やはり、自分の心を自分の力で平和にしていかなければならないのです。

そこで、自分の力で内的平和を保てるようにする方法として、「喜び」を日々感じながら生きていきましょう、というのが私が提案している方法です。

特に、自分が「好きなこと」、「楽しいこと」と感じることを積極的に選んでいけば、「喜び」を感じられるようになって毎日を満ち足りた気持ちで過ごせるようになっていくものです。

そして、「喜び」を介して「内的な平和」が作れるようになっていくと、人生が整い始め、人生が整い始めると今度は、自分に集中して生きていけるようになっていきます。

では、自分に集中できるようになると何をするかというと、やはり「好きなこと」、「楽しいこと」をすることになります。

つまり、「喜び」と「平和」は同じ意味であり、「喜び」が「平和」を生み「平和」が更なる「喜び」を生み出すことになります。

当たり前のことですが「喜び」なくして「平和」はありません。

であるならば、やはり「喜び」を感じることから始めることが最善の方法だと思うのです。

「喜び」よりも「平和」が上位にくる

日々を「喜び」で過ごせるようになると「平和」な気持ちになることができますが、やがて「喜び」の感情より「平和」の感情の方が強くなっていきます。

なぜかというと、日々の「喜び」が均一化し、それが「平和」の感情へと変わっていくからです。

そして、「平和」の感情がいい意味で当たり前になってくると、自分が「好きなこと」、「楽しいこと」と感じることをしなくても「平和」な気持ちで過ごせるようになります。

これは行為としての「DOの喜び」が、存在として「BEの喜び」へと変わるからです。

そして、存在として「BEの喜び」の状態で過ごせるようになると、生きることそのものが「平和」になっていきます。

すると、頭の中で思考を巡らせることがなくなっていき、生き方が感覚的になっていきます。

というのも「平和」を感じられるようになると、思考を使う頻度が減っていき、思考が止むと感覚の方が強くなっていくからです。

「平和」とは感じることであり、「喜び」という行為を通じた結果でもあります。

また、「平和」は自分の力で生み出せるということを理解できるようになると、それだけで安心して過ごせるようになるものです。

目に見える世界は心の状態

不思議なもので「内的平和」が実現されると、身の回りの出来事も「平和」になっていくものです。

これまで、私は「自分の心の状態が外に現象になって現れる」ということを、様々な本で読んできましたが、実際にそうなのだということ、最近、よく実感しています。

もちろん、出来事のすべてが良いことばかりではなかったりしますが、そういったことも修正することが出来れば、やがて解消されていくということも体感として理解できるようになってきています。

私がこういったことを理解できるようになったのも、出来る限り自分を満たそうと試みていたからであり、それが私にとっては正解だったと思います。

特に、この半年、夢中になって文章を書いてきたのがよかったと思います。

だけどさ、死ぬくらいなら、その前に一回はバカになってひとつのことに狂えば、いつか必ず答えに巡り合うことが出来るんだよ

「奇跡のリンゴ」(幻冬舎文庫)

これは、今、読んでいる「奇跡のリンゴ」の木村秋則さんの言葉ですが、夢中になって何かに取り組んでいると、答えが生まれてくるものです。

「平和」を感じられるようになるまでのやり方はいろいろとあると思いますが、楽しいと感じることを夢中になってするのも、ひとつの方法だと思います。



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