生活の機微に微笑む心の余裕が幸せを生む

微笑みの先には喜びがある。

微笑みは、一瞬の喜びであり、そんな小さな喜びが生活を豊かにする。

我々は、ついつい大笑いを望んでしまう。

心が大きく動くような喜びを求めてしまう。

でも大切なのは、生活の機微に微笑むこと。

日々の一瞬一瞬に微笑むことができるようになること。

何かに心が囚われていたりすると、生活の中に起こる機微を見逃してしまう。

ささやかだけど、嬉しさにつながる機微を見逃してしまう。

こうでなければならない、ああでなければならない、そんな義務感ばかり抱えていると、今を取り逃がしてしまう。

今には常に喜びがあり、そんな喜びと仲良く過ごせるようになると、人生が優しい豊かさに包まれることだろう。

お天道様は、いつでも僕らのことを見ている。

お天道様は、僕らを罰しようと思って見ているのではなく、小さく微笑んで楽しげに僕らのことを見ているのだ。

幸せに理由はいらない。

むしろ幸せになるための理由があるのであれば、それが心に囚われをつくることになるし、幸せになるための義務が生まれる。

だから、幸せになる理由を手放すことができたとき、人は幸せになることができる。

幸せになるための理由を手放すことができたとき、身の回りには幸せしかなかったんだと気づくことができる。

いまここに存在できているだけで、幸せなんだと気づくことができるのだ。

今この瞬間を丁寧に生きたとき、そこに愛が生まれる。

愛とは喜びであり、感謝であり、人生の支えとなる。

今この瞬間を丁寧に扱えば、そこに愛が生まれ微笑みが生まれる。

今この瞬間を丁寧に過ごせば、いまここにある機微に気づくことができ、小さく微笑むことができるようになる。

そんなささやかな機微の中に人生の本質が存在している。

小さな変化に気づいて、その変化に喜べるようになったとき、生活の中に余裕が生まれ、微笑んで過ごしていけるようになる。

我々は楽しむために生きている。

苦しむために生きているわけではない。

苦しみは、心の囚われによって生まれるものだ。

心の囚われは、考え方を変えることで手放すことができる。

未来や過去に生きるのではなく、今に生きれば囚われは消える。

今の中に潜む機微に触れ、その機微に微笑むとき、人は自由になることができる。

生活の機微に微笑む心の余裕が、我々を幸せへと導く。

幸せに原因はいらない。

必要なのは、今この瞬間に幸せを感じることだけだ。