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第55回:「喜び」のカタチを明確にする

今回は、「喜び」のカタチを明確にする、ということを書いていきます。

どういうことかというと、「喜び」のカタチを明確にすると、何かを決めなければならないときの判断基準も明確になるということです。

人は誰もが「喜び」を求めて生きています。したがって、人の思考は、どんな状況であっても、自分にとってよい結果を導くためにあるといえるのです。

たとえば、ご飯を食べるのでも、入浴するのでも、トイレに行くのでも、それは自分を満足させるための行動です。何か欲しいものを買うのも、いろいろ考えた末に欲しいものを買わずに我慢するのも、自分にとっての「喜び」を思考した結果なのです。

また何か大きな決断をして失敗したとしても、その決断を下したときは、「喜び」を得られると考えたからこそ決断したわけです。

こういった感じで、人の思考や行動はすべて自分がよいと感じる「喜び」のためにあるといっていいでしょう。

であるならば、無意識に「喜び」に向かって行くのではなく、その「喜び」のカタチを明確にすることができたなら、その時々で下す決断も明確になっていくことでしょう。

私は2023年の抱負として「スッキリ」と「簡単」を生活の中に取り入れることにしました。この「スッキリ」と「簡単」は、私は自分の「喜び」を実現するための基準になるといっていいでしょう。

たとえば私が、何かをする場合の基準は「スッキリさ」になるため、睡眠の質を上げるとか、体によいものを食べるようにするとか、部屋をこまめに掃除するといった具合に、行動の基準が「スッキリ」になっていきます。

また、普段、生活している中で「簡単」という言葉を意識して使っていくようにすることで、それまで面倒と考えて腰が上がらなかったことでも気軽に挑戦できるように変えられるようになるし、「簡単さ」を、意識して生活するようになると、「難しい」と考える思考習慣を手放すことができるようになるでしょう。

さらに、生き方として「簡単」な方法を選択するようになるため、最短ルートを考えながら行動するようになり、目的地に着くまでの距離も短くなっていくはずです。

このように「簡単さ」や「スッキリさ」を選んでいく習慣が身に付くと、私の「喜び」にたどり着くルートはどんなケースにおいてもシンプルでスッキリとしたものになっていくと予想できます。

こういった感じで、「喜び」のカタチを具体的にしていくことができると、生活の中で選択をしなければならないときの基準が明確になるため、何をすればいいかがすぐに分かるようになっていきます。

今回、私は「喜び」のカタチを「簡単」と「スッキリ」にしましたが、たとえば、「喜び」のカタチを「出会い」とか「共感」というふうに決めたなら、普段の生活でしなければならないことも必然的に明確になっていくはずです。

「出会い」を「喜び」のカタチにするなら、積極的に人と出会える環境に身を置くことになるし、「共感」を「喜び」の形にするなら、他者と「共感」を得るにはどうすればいいかと考えるようになるため、自然と共感力が上がっていくことでしょう。

このように、「私」がどのように「喜び」を感じたいかということを明確にしていくことができると、それに従ったカタチで思考し行動するようになっていきます。

そして、こういった「喜び」のカタチを決めて、それを日常生活のレベルまでに落とし込んで生きていくことができるようになると、無意識的に「喜び」に向かって行動するのではなく、意識的に「喜び」に向かって行動できるようになるでしょう。

そうやって「喜び」に向かって行くルートを明確化することができたなら、最短ルートで自己実現が達成することになると思います。

生きるとは「喜び」に向かって行くことです。したがって、どのように「喜び」に向かって行くかというスタイルと決めることができると、そこに行動基準が生まれるので、その基準に従って生きていれば、求める「喜び」にたどり着く最短ルートを見つけることができるようになることでしょう。



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