第85回：「喜び」が最高のテクニック

今回は、「喜び」が最高のテクニック、ということを書いていきます。

私たちは、毎日、毎瞬、何をするか、どうするか、という選択をしています。

そういった中で、どんなときも「喜び」を感じられることを選んでいくことが、自分を幸福にすることに繋げていくことであり、最高のテクニックになっていきます。

以前も書きましたが、「未来」は想像の世界にしかありません。リアルあるのは「今」だけです。

したがって、「喜び」を感じられることを「今、選択すること」が「幸せ」になります。

このことは無理難題を行っているわけではなく、今できることの中で「喜び」を感じることを選択すればいいということです。

「今」の積み重ねが未来を創る

これから先にある未来を想像したとき、今、妥協して生きている先にある未来と、今、喜びを選択して生きた未来ではどちらがいいかというと、後者だと思います。

未来が今の連続の先にあるならば、喜びを選択し続けた先の未来の方がよくなっているはずです。

私たちの精神は、過去の選択の連続で作られていて、それが「今」の心境を作っています。

妥協を続けて生きていると、それがその人の精神になってしまいます。

しかし、喜びを選び続けると、それがその人の精神になっていきます。

妥協がその人の精神になったときに、何か大きな決断をしなければならなくなったときでも妥協してしまうものです。

その一方で、喜びがその人の精神になったとき、何か大きな決断をするときの選択は喜びを重視することになるはずです。

喜びを選択するということは、最善を選択するということでもあるため、後悔のない選択ができるようになります。

人は誰しも後悔のない人生を歩みたいと思うものです。

この後悔のない人生を歩むためにも、日々の小さな選択から「喜び」を選択していくという習慣をつけていくことが大切だったりします。

妥協の原因は何かを考える

私のこれまでの人生で妥協を生む原因になったのが「お金」です。

お金が「私の中での制限」になっていたため、何かをするにも「安い方」を選んでしまう習慣がついてしまっていました。

そういった意味では、お金に対する捉え方が私の可能性を制限していました。

こういったことが原因で、私は常に「制限」を感じて生きていて、その反動で「自由」という言葉が好きだったりします。

私の中での「自由」とは「制限がない」といことでもあります。

とはいえ、この制限をどうやったら破っていけるようになるか、と常に考えて生きてきたことで、色々と学ぶ機会を得ることができました。

「制限」を作ってきたのは長年の習慣が原因であり、習慣を変えることで制限を外していけばいいのです。

そこで始めたのが、本当に欲しいものは値段を気にせずに購入するということです。

また日々の買い物の中でも欲しいものは躊躇せずに購入する習慣を作って行きます。

頭の中で計算ばかりしていると、それが制限になってしまうので、計算をしない習慣を身に付けていきます。

こういったことを金以外のことにも適応させていきます、どんなときでもその時々でしたいと感じたことを選ぶようにします。

気が進まないことは、忖度ですることも辞めます。

そうやって少しづつ制限を外していくことで、「自由」へと自分を近づけていきます。

とはいえ、まだまだ「制限」を感じることがあります。

なぜかというと、最近、「私」という存在が、予想以上に大きいということに気づき始めてきたからです。

今していること以上のことが出来るはずなのに、心の中でブレーキを掛けている自分がいることを感じることが多々あるからです。

そういった意味では、まだまだ「制限」を外しいく作業は続きます。

問い掛ける習慣作り

どんなときでも、「どうすれば嬉しい？」と自分に問い掛ける習慣を身に付けることが出来ると、どんな場面でも喜び選択していけるようになります。

「うどん」と「そば」どっちがいいかといった他愛もないことでも、問いかけていくことで、「喜び」を選ぶ習慣を作って行くことが出来るようになるものです。

「自由」とは選択できることです。

幼い頃から「どれがいい」とか「どちらにしたい」、「好きなものを選んでいいよ」といわれて育つと、人生は自分で選択できるものという認識を持てるようになるものです。

しかし、常に選択肢のない状況で育ったりすると、人生に制限を感じるようになり「出来ない」「やれない」という思いが根付いてしまうものであり、「諦め癖」がついてしまうものです。

私の場合は、どちらかというと後者の方だったので「選択できる」という新たな習慣作りから始めなければなりませんでした。

そこで、どんなときでも「嬉しい」と感じる方を選ぶことで、「選択できる」という認識を作ることが出来るようになり、「選択できる自由」を実感できるようにしていきます。

そうやって「嬉しい」の一択で生きていけるようになると、「この今」を「喜び」で満たしていけるようになっていきます。

「過去」と「未来」は今を良くするためにある

「過去」と「未来」は一つの延長線上にあるわけではなく、「今」を良くするためにあります。

「過去」の経験を有効に使って、最善の「未来」の気分を「今」に適応させて過ごします。

そうやって、常に「今」に満足できるようになると、瞬間瞬間を「嬉しい」と感じることを選んでいくだけでよくなります。

選択するのは物事だけにだけではなく、今、この瞬間をどんな気持ちで過ごしたいかという気分も自分で作れるものです。

人生は小さいことから大きなことまで選択の連続です。

そういった日々刻々と訪れる選択を「嬉しい」と感じることを選んでいけば、人生が悪くなることはなかったりします。

テクニックとして「喜び」を選んでいくことが出来ると、習慣を変えることが出来るようなり「制限」を外していけるようになるものです。

シンプルに「今」を楽しむ習慣を作ることが出来れば、それでOKだと思います。