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わけあり新婚のベビまちコーチングVol10(Final)
心と体の矛盾は全てを破壊する。
久しぶりの投稿になりました。💦
クライアントのMさん。ご主人と一度もSEXが成立しないまま結婚。そして不妊治療に突入しましたが…ここで予期せぬ展開になってしまいました。
採卵予定をしていたMさんですが…そうです、彼女は妊活中です。
しかし…ある日、「は?そんなことで?」と言う夫婦喧嘩で二人の関係があっという間に崩壊してしまったのです。
その日、Mさんは妊活について今後のプランをご主人と話していました。排卵誘発剤を服用するか否かで口論になってしまい、今まで温厚だったご主人の態度が豹変したそうです。
暴力は無いものの、声を荒げMさんを罵倒し始め、その姿は普段のご主人から想像もつかないほど、殺気を漂わせていたそうです。
(採卵は授精させるまでの手段であり、誘発剤が体の機能を低下させることをMさんは知っていたので、あえて服用していませんでした。
しかし、ご主人は高額な医療をしているのに、医師の指示に従わないMさんに対して以前から苛立ちを感じていたようです)
ご主人がこれまで我慢していた男性としての部分が、言葉としてMさんを攻撃しました。長らく続く罵倒に「これがこの人の本当の人間性なのだ」と瞬時に嗅ぎ取り危険を感じたMさんは、そのまま近くの警察に駆け込みました。
以降は…嘘のようですが…2人は二度と会うことなく離婚に至ります。(゜ロ゜;ノ)ノ
夫婦喧嘩は犬も喰わないといいますが、担当した警察官は二人の間の違和感を察知したのでしょうか? 所を移して、警察は二人の間に入り、双方の話を別々に聴取したそうです。
最後にご主人から「今後どうしていきたいのか?」との質問にMさんは即座に「離婚をしたい」と伝えたそうです。
話合う事もなく即答したことに、いささか違和感を感じましたが、実はこれがMさんの心の本音であり、意識せずに出てきた無意識の回答だったのでしょう。
それは、この結婚から解放されたかったのか、妊娠をしなければならない心の重さから解放されたかったのか…。
とは言え、ご主人は何も反論しなかったのでしょうか?Mさんとの離婚をなぜすぐに話し合いもなく承諾したのでしょう?
後にわかりましが、ご主人もMさんの奥さんとしての部分に不満が募っていたそうです。警察には下記の不満を漏らしていたとのこと。
先にお伝えしますが、下記はMさんが結婚を承諾する前に、彼の方からそれでいいので結婚をして欲しいと言われたそうです。
普通の結婚では、?はてな?と思うでしょうが事実です。
僕らの結婚のルーティーン
★朝の見送りは不要→朝が早いので、君は寝てていいからね。
★朝食は不要→上に同じく、出勤時間が早いので、会社の近くのカフェで毎朝コーヒーを飲むのが楽しみなんだ。以前と変わりなく、そこから一日を始めたいんだ。
★外出は好きにしていい→結婚前と変わらぬ生活を君にはして欲しい。結婚によって変わって欲しくない。
★SEXについては焦らなくていい。→君の気持ちが僕を受け入れられるまで待つからね。子供も君が望むなら治療を受けよう。
政略的結婚とはこの様に諸条件が出やすいものなのですかね(>_<)
しかし結局、彼の理想とはあまりにもかけ離れた結婚生活だったのでしょう。
たまたま私はお二人の新居にお邪魔したの事があるのですが、閑静な住宅地に佇むマンションの窓からは、遠くに富士山が眺められるステキなロケーションでした。
本当に生活感がなくキレイに整頓された部屋には、昨日届いたばかりだという新しい家具、Mさんの趣味で購入したアートなどが飾られていました。
部屋中にMさんの要望が通された部屋のインテリアとレイアウト。もし彼女が貪欲であるならば、この物質的な物を手放す事は出来なかったことでしょう。
本音と建て前は知らぬまに本音を虫食む
私達日本人は「本音=感情」という一番大きな部分を無視して生きてしまう傾向がとても強いのです。幼少期から両親、学校、世間と見えない常識をまるでパズルのように教育されてきました。
しかしその結果、「誰かと比べる」ことをして、
自己評価をくだしていないでしょうか?
例えばMさんで言えば、長女だから…長女なのだから…。と、Mさんの潜在意識は常に両親からの期待に応えようとしてきました。
いつしか彼女の結婚観は通常の恋愛結婚では不可能な条件になってしまい、条件をクリア出来る相手のみを探し始めました。
そうです。彼女の心は焦りと共に崩壊寸前まできていたのです。
「気づき」とは何か大きな出来事によって初めて自らが感じ、そして目覚めることです。
Mさんの新しい未来はまだまだ再構築が可能です。
彼女はこれまでの長女としての役割がいかに負担で苦痛であったかを受け入れ、そして認めました。
その結果、両親に初めて本音を伝えることができました。そこでご理解も初めて目覚めたのです。そして、Mさんを心から受け止め理解しました。
Mさんの心の重荷が下ろされた瞬間でした。
そして彼女の出した結論は離婚の他にもうひとつあります…。
それは、「卵子の凍結」です。次なるパートナーが見つかるまで、年齢制限ギリギリまで保管することに決めたのです!
病院も事情を察して協力してくださるとの結論でした。
私の講座で正しい知識がついた彼女は、これからの生活でまずは心を平穏にしていき、
穏やかな心になった頃に採卵を試みます。
と、笑顔で私に伝えてくれました。
心の靄がクリアになった女性は美しく、そして強さすら感じました。
人にはそれぞれの幸せのゴールがあります。
Mさんは今、とても希望に満ち溢れていました。なぜなら、離婚も協議離婚であっという間に終止符が打たれたからです。
思わぬ展開になりここでこのシリーズは幕を下ろしますが、私は引き続き彼女をサポートしていきます♪
妊活から始まった出逢いでしたが、妊活を通して本当の彼女に辿りつけたことに何より喜びを感じています。
誰からもジャッジされることなどない、
あなたになること…。
あなたの幸せとは…何ですか?
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