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SATOSHI
2024年2月21日 16:30
金銭的理由はともかく、むしろ保管スペースがないことから極めて貧しいわたしの蔵書の中に、たまたま丸谷才一の文庫本が四冊混ざっている。今回は、その中から『笹まくら』(新潮文庫)をとりあげる。この本をいつ読んだのかまったく覚えていない。あるいは読みかけて放り出してしまったのかもしれない。幸いなことに、今は、そういった放置されていた本とじっくり向き合う時間がある。時間はあるが、一方で残された時間