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大野浩介さんのSIWA

今回は、巨大な公園のモニュメントからインテリア家具など多岐にわたり金属製品製造を手がけるプロフェッショナルな会社、株式会社鎚絵の東京営業所所長の大野浩介さんに、愛用品のSIWAについて聞きました。

I Love SIWA 会員番号 017
お名前 大野浩介(おおのこうすけ)
私の愛用品 SIWAiPadケース(初代)/SIWAタブレットケースM
使用年数 9年

わたしの使い方
iPadを2から使っているんですが、ガラスがむき出しなの嫌だなあと思って最初は買うのをためらってたんです。で、ある日、当時はまだ原宿にあった「アシストオン」に行ったらこのiPadケースを見つけて。この原稿入れみたいなフォルムと中のクッション材が気に入ってすぐ買って、その足でiPadも購入しました。それ以来、iPadは3台目だけどケースはずっと使っています。現場に持っていくからどうしても他の道具とか書類とかと一緒にカバンに入れないといけなくなるので、そういう時にすごく安心感があります。

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わたしとSIWAとの出会い
2008年、まだ九州にいた頃に「深澤直人がまたなんかカッコいいの作ったよね」って友人と話題にしたのをよく覚えています。どんな触り心地なんだろう?って。当時はまだネットショップもなかったし、九州には上陸してなかったので。しかし実はそれまでも職業柄「デザイナーと工場のコラボ」っていろいろ気にして見てたので、実際に見るまでは「これも本当に上手くいくのかなあ、カッコだけじゃないかなあ、長続きするのかなあ」という意地悪な視点も少しありました。本物に触れた時「ちくしょう、やっぱこれいいな!」って敗北感も感じましたけど。

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わたしにとってのSIWA
ものづくりをする中でのジレンマって、特に現代は完成した時、最初が一番で、後はどんどん悪くなるってところにあるんです。建材も昔のように大切にすれば何年も使えるってものはほとんどなくて、そうなると自ずから「もの」に対する愛着がわかない。「手に馴染む」っていうけど素材のほうが先にくたびれちゃうから「馴染む」まで使えないんです。
このケースは、実は二回修理には出してて、毎日使っているんだけれども、どんどん自分の手に馴染んできた感じがしてそこが嬉しい。9年で考えるとカバンも工具もほとんどが新しくなっているから、もはや一番長い付き合いの「道具」かもしれないです。


これからのSIWAにひとこと
先日ようやくSIWAのMacBook用のケースも買って、こっちも持ち歩けるようになりました。「新品ってこんなに違うのね」って、新鮮な感覚です。「SIWA」はものづくりの目からみると「工芸」でもあり「工業」でもある、しかしまた「どちらでもない」という特殊な存在で、その「塩梅」には学ぶべきところがたくさんあると感じているので、製品としてずっと注目していきたいと感じています。

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大野浩介さんのプロフィール

株式会社鎚絵 取締役、鎚絵東京営業所所長
金属加工を中心にフルオーダーメイドでの製品を数多く実現、その技術とネットワーク、完成度には定評があり、クライアントには伊東豊雄氏や原研哉氏など、日本のトップクラスクリエイターが名を連ねる。2013年運行を開始した水戸岡鋭治氏デザイン、JR九州の豪華列車「ななつ星in KYUSHU」ではエンブレムやフロントグリルなどほぼ全ての内外装装飾金物を製作した。

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