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「鉄腕アトム」表紙ファンアート

鉄腕アトムは原作を読んだことはないです。
浦沢直樹さんの「PLUTO」は読みました。
あと、2001年公開の「メトロポリス」をDVDで見ました。
メトロポリスにアトムは登場しませんが、あの世界にアトムがいたら…
と勝手に妄想を膨らませ描いたのが「鉄腕アトム」単行本表紙ファンアートです。

鉄腕アトム1巻「アトム」 ファンアート

一巻は主人公アトムです。
オーバーサイズのパーカ。下は動きやすいサルエルパンツです。
アトムにはコバルトという弟さんもいるそうです。

放射能標識とアトムのシルエットを融合したマーク。
自分では気に入っています。
誰にも言ってもらえないので自分から言いました。
アトムは動力が原子力で発動しますが、自己進化プログラムにより生誕してしばらくすると謎の永久機関に動力が変わり常に進化しているので不老不死で無敵です(私の中の設定で)。
※原作アトムの原動力は原子力です(現在は違うとの意見も有ります。公式ページ参照

鉄腕アトム2巻「アトラス」 ファンアート

二巻はライバルのアトラスです。
原作、またはアニメのアトラスは外見が統一されていない感じですが、調べると褐色の肌のイメージだったのでこんな感じに。
普段あまり強い顔とか好んで描かないのでかきにくかったです。
ロボットは共通のピアスをしています(私の中の設定で)。

鉄腕アトム3巻「ウラン」 ファンアート

三巻はアトムの妹ウランです。
ウランはアイドルをしている設定です。なので街中のモニタにウランが映し出されています(私の中の設定で)。

ウラン初期稿

最初に描いたウラン。
書き直しましたが、モニタに映る映像として登場してもらいました。
肩の紐は下着ではなく、オフショルダーの服が落ちないように止めておくための薄い透明のブルーの素材です。

鉄腕アトム4巻「ミッチィ」 ファンアート

四巻はミッチィです。
ミッチィ(映画メトロポリスでは「ティマ」)は原作では両性具有のロボットとして描かれています。
ここでは意識して細く不健康そうな体にしました。
花売り(意味深)をしてアトム暗殺を狙います(私の中の設定で)。
目を大きく、怖めにしました。
頭が後ろに大きいのも特徴です。

ミッチィ全身図

最初はパンツ穿いてなかったのですが、後で書き足しました。
足首はシースルーのふわモコ素材。腕に纏っているのはビロード生地です(太ももの上についているものも同素材)。
下着はシルクです。

鉄腕アトム5巻「ロック」 ファンアート

五巻はロックです。
SNSで私の絵を見てくださっている方は知っているかもしれませんが、5巻ロックは初期は原作準拠の姿でバイクに乗っていました。
今さら考えたらロックだけ原作のママの姿ってのもおかしいと気が付き、サングラス、赤のタートルなどのキャラクターを引き継いだ女性にしました。
書き直しの際バイクを入れたい気持ちはあったのですがどこに入れるのかどうにも思いつかず入れられませんでした。
オモテニウム発生装置(太陽の黒点に異常を発生させる装置 参考1 参考2)が屋上に設置されたビルというものも入れたかったのですが収まりが悪かったので取りました。

鉄腕アトム6巻「アトムとウラン」 ファンアート

6巻はアトムとウランです。
座っている椅子や下のオブジェクトの意匠は映画「メトロポリス」の超人の椅子とその部屋のオマージュです。
ウランの裏設定はアイドルなので登場回ごとに違う服を着ている(私の中の設定で)。最終回はこの服ということです。


最初になぜアトムを書こうと思ったのか、ですが、たまたまアトムっぽい髪型の子の絵が描けたのでなんとなくTwitterのサブアカウントに表紙っぽい加工をして載せたのもが始まりでした。今もそれがサブアカに残っているのかわかりませんが、自分でちょっと楽しかったので描けるだけ描いてみようと思ったものです。
全部メカニカルペンシルで書いた絵にフォトショップで色を付ける方法で書いています。いつもならスキャンしてから修正していた下絵ですがこれに関しては思うように直せないこともあり書き込みも多く、バランスも下絵からキレイに仕上げる努力が必要でした。


あとがき
残念ながら映画館での観覧はできませんでしたが、映画「メトロポリス」を見、原作マンガを見た影響も大きかったと思います。
手塚治虫さんの最初期の作品でありながら自然破壊や現代科学への問題提起を描いていてそれまで抱いていた手塚治虫さんの印象は大きく変わりました。
この地球の環境をどうやって守っていくのか。
地球温暖化がもたらした近年続く各地の災害はこれまでの業を。
わかっていながら何もしてこなかった私達がもとに戻さなければ。

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