見出し画像

知的好奇心を育むため親として抑えておきたい3つの意識

我が子には、豊かな人生を送ってほしいものです。
そのために重要な要素として「知的好奇心を高めよう」と言われておりますが
知的好奇心ってそもそも何?
具体的にどうすれば?
とお思いの方も多いのでは。
てことで今日は
知的好奇心を育むため親として抑えておきたい3つの意識について、ちょっぴり纏めてみたいと思います。


知的好奇心とは?


自分が興味・関心を持った出来事について、より深く知りたいと思う気持ちや欲求のことをいいます。


知的好奇心の高い人の特徴は?


・問題に対して様々な視点から解決策を見つけることが得意
・新しい知識やスキルを習得することに対しても前向き
・創造性が高まり、イノベーションを生み出す力が強い
・好奇心旺盛が高く、他人の意見や経験に対しても興味を持ち、他人と良好な関係を築きやすく、多様な視点を受け入れることで、コミュニケーションが円滑

などなど。
なんだかthe成功者ってイメージですね。

でもね。
我が子を成功者に育てたい人だけじゃなくて、子どもと関わる人全ての人に知っていて欲しい。

例えば、我が子が
・できない、わからないから
「やらなーい」
・自分にできる自信がないから
「やらなーい」
・失敗が怖いから
「やらなーい」
と、物事に対して消極的だったり
「(自分は)どうせできないよ」
「(自分は)なにやっても失敗する」
「(自分は)ダメ人間だ」
「自分のこと好きじゃない」
なんて言葉を連呼して
なんだか自分に自信がなくて
めちゃくちゃ自己肯定感も低くて
色んなことに対して諦めている姿って
残念だなーと思うし
何より悲しい。

知的好奇心は
自分のこと大好きで
生きていることが幸せだな
と実感しながら生きていくために
土台となる心の強さです。

知的好奇心を育む関わりは
親から我が子に贈れる
“最大のプレゼント”なのですよ。


乳幼児期に知的好奇心を育むために


・探究心
・質問する力
・観察力
・創造力
・自己効力感(自分の能力を信じる気持ち)
・社会的スキル(他者と交わり共に生活していくために必要な能力)
・好奇心を尊重する環境
・柔軟な思考

大人にできるのは、この資質を育むための環境づくりが大切なのではないでしょうか。
そのために
親として抑えておきたい意識があると感じているので、私が思うポイントを3つお伝えします。


①子どもは遊びの天才!
大人の枠にはめないで


例え
蟻をひたすら見てるだけ…
ただお友だちたちを見ているだけ…
と、大人側からしたら
それって遊んでるのかな?
面白いのかな?
という姿に見えたとしても
子ども自身が
その場面をワクワクドキドキしながら見ていて
それを「したい!」と心から思っている状態であれば
それは立派な「あそび」なのです。

子どもと遊んでいるとき、
つい
「それは、こうしたら良いよ」
とか
「これで遊んだら?」
など、子どもの遊びを大人が決めたり
子どもが思考錯誤している時に先回りするような言動をしていませんか。

子どもは「あそび」を通して学びや能力を身につけていきます。
ですが、その「あそび」は
与えられたものではなく

子ども自身が
これで遊びたい!
これをやってるとワクワクドキドキする!と自発的に見つけて関わっていく
そんな「あそび」を通して
多くの学びを得ることができるのです。

親にできることは
安全な環境をつくり
自らの欲求のままに「あそぶ」姿を見守ることと私は考えています。

夢中になりすぎると
時間も我も忘れてしまいますので
時には怪我や事故など危ないこともありますので
例えば
炎天下で過ごしていたら
日陰に誘うとか
水分補給の声かけはするとか
障害物にぶつからないよう声かけするとか
自分の命に関わることには
適宜声かけが必要な場面もありますが

困っていたり
(見てみてー)とか何かを伝えたいときには
ちゃんと何かしらで訴えてきてくれるので
その瞬間を見逃さず
その求められた時に
「それは困ったね」とか
「ついに出来たね!嬉しいね」
などと気持ちに寄り添う声がけはしますが

お目目を見開いて
ヨダレたらたら
脇目も振らず
夢中で何かに取り組んでいる時は
試行錯誤している段階なので
話しかけることで
その思考を止めないよう
安全面に気を配りつつ
ただただ見守っています。

なんだ見てるだけで良いの??
な話ですが
大好きなパパやママが
自分が感じたように
同じように感じてくれる
そんな絶対的な安心感を基にして
子どもは冒険に出かけることができるのですよ。


②空気をよめる子が
果たして良い子なのかな?


「お姉ちゃんが機嫌悪いからママ大変そうだな…ちょっとお腹空いてきちゃったんだけど、お手てでもしゃぶって少し待ってあげるか」
みたいに
子どもの中には
どんなに赤ちゃんであっても
人生何周目なんだろう?
って思っちゃうほど
空気が読める子がいたりします。

でも、そんな持って生まれた気質ではなく
「同じような場面で話しかけたら怒られちゃったことあったな」
など過去の苦い経験から
空気を読む術を身につけてしまう子もいます。

この「空気を読む力」って
集団のコミュニティの中ではある意味
必要なことではありますが

敏感に空気を読みすぎて
周りの目や反応に敏感になりすぎて
自分の気持ちを押し殺したり
臆病になって二の足を踏んでしまったり
弊害が多いことも事実。
鈍感力って言葉もありますよね。

お子さま全員を有名大学に進学させたと
教育面でも注目されているアグネス・チャンさんをご存知ですか?
お子さまが何か質問してきた時には
「よくぞ聞いてくれました」と
どんなに忙しく
例え揚げ物?炒め物?をしている最中であっても火を止めて
ひたすら子どもの話に耳を傾けていたそうです。
子どもの「これ何?」という興味関心の芽は一瞬で過ぎ去ってしまうので
例え、そこで料理が不味くなっても
ご飯を食べる時間が遅くなったとしても
子どもの「なぜ?」や「あのね」に向き合うことのほうが大切だと仰っていました。

その姿勢を変わることなく貫き続けていたので
お子さまたちは
どんな時でも自分を受け止めてくれるという安心感から
いつでも
なんでも
言葉にすることができ
多くの知識と経験を積んでいくことができたのですね。

とはいえ、そこまでやり切るのは難しい場合もありますよね。
でも、その時いそがしければ
「わかった」
と一旦子どもの気持ちを受け止め
「炒め物が終わったら聞けるから、もう一度お話してくれる?」
など、いつまで待つのか具体的に伝える
伝えたタイミングで声をかけて話を聞く
子どもが他のことに興味が移って忘れていたら
「さっき、○○してる時に□□とママに聞いてきたけど、もう一度教えて」
と、思い出すきっかけを与える
忙しくて時間が経ってから約束を思い出した時は
「ごめんね」
としっかり謝罪して
「あの時こう話してたけど…」
と話すきっかけを作って
とことん聞くよという姿勢を示す
子どもが何か投げたら、ちゃんと返してくれると思ってくれるような関わりができていたら良いのではないでしょうか。


③親の価値観は“絶対”じゃないよ


普段、子どもの前で
「○○でないといけない」
「□□はやっても意味ない」
など経験値から物事を判断して、自分の価値観で物事を判断する言動はしていませんか?

そうすると、それを聞いま子どもは
大好きなパパやママが言うことは絶対!
なので
それに対して疑問を持つこともせず
言葉通りに受け止め
自分の価値観としてしまいます。

「人を殺めてはいけません」
みたいな、人として絶対的な倫理観など
問答無用ではありますが

数年前の正解が今も正解とは限らない世の中…
こうあるべき!
こうでないといけない!
と、人の話に耳を傾けることなく
自分の価値観を貫き通すこと
(それも必要な場面ももあったりはしますが…)
その意識が強すぎるのって
少し怖いことです。

自分の中では、これまでの経験からある程度「こうあるべき」が決まっていると思いますが
その指標は
子ども自身で考え見つけていくもの。

柔軟な言動にたくさん触れて
実際に体験することで
子どもの柔軟性は育まれる
そう意識してみると
少し子どもへの声かけの仕方が変わってくるかもしれません。

失敗するかも
そりゃないなってこと多々あるかと思いますが
「まーいっか」
「それも良いねー」
「とりあえずやってみよかー」
と、一旦子どもの意見を受け止め
なんなら一緒に失敗する過程も楽しんでみてはいかがでしょう。

目から鱗の新たな発見をさせてくれるかもしれませんよ。


以上。
知的好奇心を育むために
親として抑えておきたい3つの意識
についてまとめてみました。

何か一つでも気づきがありましたら幸いです。最後までお読みくださりありがとうございました。

お読みくださりありがとうございます。note連日投稿挑戦中です。励みになりますので、よろしければサポートをどうぞ宜しくお願いします。