「多摩の“なんで!?”な出土品」都埋文センター
少し暑さが和らいだような気がしたのは、気のせいだったようだ。埋文センターでいただいた団扇を使った9月6日。そういえばまだ埋文センターに行ったときのを振り返っていなかった。
2024.8.--
めちゃくちゃ暑かった。自転車で行ける距離ではあるが、自転車を使わなくって良かったって気持ちになる。暑かったり雨だったり、ここしばらく遠駆けしてなかったな。
その地域にあるスーパーマーケットが大好きだもんで、駅から降りてスーパーに行った。かじるバターの、あの、アイスがあって、ちょっと安かったから買って食べた。スーパー出て埋文センターに歩いていく道すがら、アイスはすぐにバターになった。でろでろ。でも、落とさず食べきった。ちゃんとゴミはきれいにまとめてリュックに入れましたよ。汚れないように配慮はちゃんとしてます、念のため。
ロッカーに荷物ぶち込んで、背中がヒュッとした感覚で、背汗がやべぇなって感じた。背後を取られる訳にはいかないが、見られたら背中剥がされるほどではないのでしれっと入館。
奇想天外驚天動地(私の中で)。
いや、常設展と企画展は部屋分けなきゃいけないって理由なんて無かったけど、こういう企画展ってちっちゃい別室に、パネル立てて最新の研究成果!って感じでトピック展示するくらいの感じっていう先入観があった。普通に展示什器もしっかりしてるし、これが……都の力……キャラクターもかわいい。
なんでこんなサイズ、形、模様なんだろう?ドキドキッっていうのを結構突っ込んで、大人にも難題なものを、意外と子どものほうがするっと、あぁじゃないかこうじゃないかってアイデア出せるようなやわらかい言葉で、本気の全年齢向けっていう具合にまとめている。ミニチュア土器とか、逆にめちゃくちゃにでかい土器とか、注口土器とか、それぞれで研究論文ありそうなやつがわかりやすく問題提起されてて「こんな考え方もあるよ〜」って研究成果を教えてくれる。Eテレを大人が見ても面白いっていう仕上がり方でとても好き。
中央の企画展に(キャラクターに?)一目惚れだったので、企画展から見てしまったのだけど、中央一周すると、特に今回は問いかける系だったから、「もっと考えるための資料が欲しい……!」ってなるじゃん。すると、壁沿いにあるのよね。そう、常設展があるんですよ。するっと常設展見てた。企画展に求心力があって、常設展もしっかりしているからですね。常設展に多少の古めかしさは感じるものの、中央の企画展で新風が入ってくるから、カビ臭い収蔵庫っていう暗さはないし、企画展が常設展と絡むのに、中央に企画展を持ってきて室内を2周させるって方法は有効だなって思った。また企画展を回ったので、私は3周した。でもやっぱり、このキャラクターのもとになった生物が何なのかは私も「お手上げ」なんだけど、考えている時間が楽しかった。カエルかな……でもなんでカエルをびったんと土器にひっつけたかねっていう新しい謎が出てくるんだよなあ。
見た人みんなもいろいろ考えて投書してる。お返事ボードもあって、いくつかピックアップしてお返事をくれているんだ。Twitterにも上がってて、お返事もらえるの、ほんと嬉しいよな。
アンケート書いて、いただいた団扇はかなりお気に入り。職場に持っていって自慢した。
用事ついで程度に埋文センターに行ったんだが、ついでじゃ足りなかったって、とても反省している。野外展示の方も観てないし、こりゃあ再訪確定ですが、今度はもう少し涼しい時期に……