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直感のプレイは間違いじゃない!?

どうも、クロウです。
今回はデッキ紹介では無く、どちらかというとプレイング寄りの話です。

もちろん、考え方は人ぞれぞれ、「俺の考えが絶対正しい!!!」と言うつもりもありません。
「こんな意見あるんだな~」程度に思って下さい。。。

「直感のプレイ」は正しいのか


さて、今日はTCGでも度々話題に出てくる「直感」についてです。

ちょっ‐かん〔チヨク‐〕【直感】
[名](スル)推理・考察などによるのでなく、感覚によって物事をとらえること。

デジタル大辞泉(小学館)

基本的にTCGとは「確率」(勝率)の高い方(最近では将棋とかだと「評価値」と言う形で出てますが)を選び続けていくことが最善手になることが多いです。
つまり、「直感」とは逆の「思考」が求められるゲームとなります。
これはゲームの根幹にあり、ゲームをしていない人でも理解しやすいかと思います。

更に大きな勝負事では「直感」に頼ることは難しいです。
なぜなのか。それは簡単で「敗けたくない」からです。
もっと意地悪に言うのであれば「敗けたときに言い訳が欲しい」からです。
例えば「勝率が90%の選択」をして、敗けてしまった場合「相手の〇〇の引きが良かった」「相手が強かった(上手かった)」という結論を出せるというわけです。
これが「直感に従ってプレイして敗けた」の場合は「いや、それはお前が考えないのが悪いんじゃん」って言われて責任が自分にある形になってしまいますからね。
この指摘は概ね正しいもので、先程言ったように「思考」が求められるゲームで思考を放棄してては相手に上手く嵌められて倒されてしまうことが多いでしょう。

と、ここまでの話を聞くと「直感のプレイ」は正しくないというように感じますが、実はそうでは無くこれまでの話には「ある重要な要素」が抜けているのです。

「思考」の限界

さて、その「重要な要素」とは何なのか。
答えは「時間」です。

そう、このカードゲームという遊びには制限時間という重要な要素があります。特に大会などの大きな場になればなるほど重要になってきます。
確かに「思考」を行うことで最適解を出せるかもしれませんが、現実問題そんなに時間をかけることは出来ません。

例えばワンピースカードゲームで言えば、1試合の制限時間は30分です。
大体ゲームの決着が8ターン目前後につくと仮定して、30分を2人で分けると15分、1ターンあたりで考えると2分(120秒)弱しかありません。
その中で常に状況を確認して「思考」し、最適解を出すことが出来るのか、と言われれば難しいと言わざる得ないでしょう。
よしんば出来たとしても、脳の疲労具合は相当なものとなり、大会などの長丁場では最終戦以外は殆ど出来ないと言っても過言では無いでしょう。

と、いうわけで常に「思考」し続けることが難しいのであれば、「思考のプレイ」と「直感のプレイ」を上手く使い分けなければいけないということになります。

「直感」のパッケージ化

さて、ここまでで「直感のプレイ」が必要という話をしてきましたが、勝つためにどうやってこの「直感」を上手く使っていけば良いのかを考えていきましょう。

最初に説明した通り、「直感」とは「感覚で物事を伝える」ということです。
この「感覚」は言ってしまえば「経験」と同意義だと思っています。

簡単に言ってしまえば【相手のデッキ】【今の盤面】【自分の手札】etc 練習で試してきたことをパッケージ化して、「思考」を経由ぜず「思考した時」と類似の結果を「経験」によって導き出す、これが「直感のプレイ」の目指す先です。

じゃあ、これを鍛えるには毎回全部を記憶していないといけないの?と思うかもしれませんが、実はそんなことありません。
正確には意識的に全てを記憶していなくて大丈夫です。
人間の脳は現在のスーパーコンピューター「京」が40分かけて行う行動を1秒で出来るほど高性能です。
【デジャブ】に代表されるように人間の脳は無意識下でも過去にあったことを記憶していたり、今との類似点をつなげたりします。

なので、練習の時は要点だけ意識し、「要点」と「結果」を繋げることで後は脳にパッケージ化してもらう。
そして、プレイ中は「直感」を信じてプレイする。

これは何も考えない「思考放棄」とは違う、確固たる知識に裏付けされた「直感のプレイ」なのだと自信が持てれば信じることも出来るかと思います。

最後に

なんか色々書きましたが、練習で色々試そうぜ、そして直感をこれまでの積み重ねを信じようぜ、ってことです。
他にもプレイの一貫性や色々考えてることはありますが、それはまた次の機会があれば。

それじゃあ、今回はここまで。
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