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Sitecoreの価値を考え抜き、お客様にとってのベストを提案

サイトコアジャパンのバリューコンサルタントをしている青木です。
Sitecore に入社して1年ちょっとが経ちました。今回は「バリューコンサルタント」としての仕事や、Sitecoreについて感じるところなど皆さんに共有します。
 
バリューコンサルタントとは、営業とともに新規のお客様への提案活動を行う役割です。新規導入を検討している企業に対して「Sitecoreのソリューションを導入するとどういった価値、メリットがあるのか?」という事に焦点を当てて説明する役割です。お客様の状況をよく理解した上でバリューを訴求するというポジションは、従来の営業担当が兼務しているケースが多いようですが、Sitecoreにはバリュー訴求の部分を独立したポジションを設置しています。 

グローバルのバリューコンサルタントのチームに所属し、メンバーはアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアを拠点としています。私は日本のメンバーとの仕事が基本ですが、リモートで海外チームのメンバーがお客様に提案する場に参加するケースもあります。 

通信業界で多様な職種を経験した20年

大学卒業後、テレマーケティングの会社でキャリアをスタートし、固定通信、移動体通信、携帯保証サービスと通信業界で約20年キャリアを積んできました。「通信業界」といっても様々な業種業態があります。実際、この期間、営業、マーケティング、事業企画、カスタマーサポートなど様々な部門で働いた経験により、ビジネスでもプロジェクトでも全体を俯瞰する力をつけることができました。加えてこれまで本当に優秀な方々と働く機会を得ることで彼らから仕事に取り組む姿勢からチームメンバーのマネジメントまで色々な事を学びました。
 
充実した時間を過ごしてきたのですが、20年という節目で、社会人人生の折り返しかもしれないと感じ、「このまま通信業界で働き続けるか、もしくは他の業界にチャレンジするか」自問自答しました。そして他の業界も経験したいという思いが強くなりIT業界への転職を決めました。そんな時、エージェントから声をかけてもらったのがSitecoreのポジションでした。
 
その時初めてバリューコンサルタントというポジションを耳にしました。エージェントが、私の経歴が活かせるポジションだ、と熱心に説明してくれたこともあり、Sitecoreへの関心が高まり、最終的に入社が決まりました。今でもその時のエージェントに感謝しています。 

Sitecoreに入社して感じたこと

Sitecoreには様々なバックグラウンドや考えを持った仲間がいます。この会社のいいところは、その多様性に寛容なところです。自分の目指すところや仕事の目的は人それぞれですから、会社とともに自身の成長を求める人たちにとっては良い環境だと思います。

Sitecore Japanが設立してから10年以上が経っていますが、人数も少なくベンチャースピリットが残っています。アットホームな雰囲気がありますが一方で、まだ個人が集まって仕事をしている状態です。今後更にビジネスを拡大していく中で、組織として仕事に取り組む体制や仕組みを整えていく必要を強く感じています。
 
昨年M&Aにて4つのプロダクトがSitecoreのポートフォリオに加わり、お客様へ提供できる価値の幅が広がりました。お客様のビジネスの目標、そして課題に合わせて各プロダクトを組み合わせて価値を提案する事が可能になり、バリューコンサルタントとしての仕事の醍醐味を更に感じています。

お客様の”ありがとう“がやりがい

多くの人にとってバリューコンサルタントという職種は聞きなれないかもしれません。主な業務はSitecoreのソリューションを導入頂いた際に提供できる価値のご提案になります。基本的なアプローチとしては、お客様の課題を把握しその課題をどうやってSitecoreが解決するかという事をご説明していきます。お客様の課題は顕在化され明確に認識されている場合もあれば、まだ見えていない場合もあります。お客様にご提案した際に「自分たちがやりたかった事を形にしてくれてありがとう」というコメントを頂いた時にこの仕事のやりがいを感じます。

“シン・ビジネスパーソン”に伝えたいこと

Sitecore Japan の現状を踏まえた上で、今自分が意識的に取り組んでいることは、これからプロ・ビジネスパーソンになろうとしている、シン・ビジネスパーソンにも役立つかもしれません。
 

私は、常に自分の役割を少し超えた所まで仕事をするように心掛けています。会社が組織である以上、チーム(部門)、個人に役割が分担されますが、ただ必ずそのチームとチームの間、個人と個人の間をすり抜ける業務が発生すると思っています。全員がほんの少しずつ自分の役割、領域を超えた部分の仕事を自発的に行うと、会社全体での業務が円滑に進むと思います。
 
とにかく「正しく考える」ことをいつも念頭において仕事と向き合っています。20代の頃、当時大きなプロジェクトのリードを任されたものの中々思うように物事を進められなかった時、当時の上司から「考える事と悩む事は違う。正しく考えろ」と言われ「正しく考える」事の重要性を痛感しました。その時は「どうしようと」ただ悩んで頂けでした。同時に「正しく考える方法」(枠組みや手順)を教えて頂きました。その時学んだ事が今現在もすべての仕事のベースになっています。 

プロビジネスマンとして、父として

私が20代の頃と比べると人々の働き方の概念が変わってきたと感じています。もちろんコロナ禍の影響は大きいでしょう。リモートワークの推進や企業のデジタル化の取り組み、オフラインからオンラインへの購入体験の変化の中で、働き方や暮らし方が変わりました。
 
ビジネスパーソンにとって、在宅勤務が可能であれば、時間の使い方に柔軟性を持たせることができます。私の場合は子供との時間がなにより大切だと思っているので、まず家族が優先です。同僚との打ち合わせや商談でオンライン会議が頻繁にあります。時には子供が会議に入りたがったりするので、参加者の了解がとれれば親子で打ち合わせに参加しています。
 
もちろん子供はかわいいし、一緒にいるのは楽しいですが、やはり1人の時間に気分転換したい時もあります。妻と交代で子供と公園に行ったり工夫しつつ、妻のサポートに感謝しています。