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ザ・マリ・オン・ザ・ビーチ、この1年+α。

昨年11月リリースの宅録活動再開から1年。(2023年11月、初投稿時)
往年のカセットMTRで録ったような質感、手作り感を目指したところから始まり、環境音・フィールドレコーディングの興味、ミニマルやアンビエントへの接近。若いころの音楽との関係性との落とし前としてのカバーなど。意識してたか無意識か、坂本龍一の「out of noise」以降の音楽の変遷を辿るような自身の興味対象でした。(カバー録ったのは違うけれど)

「音楽図鑑」辺りから聴かなくなり、途中「smoochy」を手に取ったりするも、先の「12」まで長らく積極的に聴いたりしていなかったものの、何かにつけて入ってくる情報から少なからず影響を受けていたのでしょう。思えば大貫妙子とのUTAUの頃「演奏が遅くなってる。その響きを楽しみたいから。」みたいなことを言ってたのが案外深く刺さっていたような気がします。

そんなことを思うに至った、そんな1年でした。

Songs titled my girlfriend (or not​)​'s name

released November 3, 2022

ガイド信号もなく揺れたテンポと、内蔵マイクでただただ重ねた手作り感を求めて。

Belles cr​é​atures. Elle nom est la musique.

released January 3, 2023

環境音をそのままでなく何か添えて音楽に、と考えて。今なら環境音だけでいい、と思える。最後のインプロはバンド的な音も楽しいと次作への思うきっかけに。なにより亀さん(ex:ぐしゃ人間、ジョリッツ etc…)にジャケット写真の使用許諾を取り(いいジャケット)、一人ユニットに第三者が関わったことがエポックメイキング。

Philosophies

released May 14, 2023

曲によってはガイド信号を使ったり、シーケンスフレーズがあったり。ドラムも積極的に叩いた。ゆえに全体のイメージが散漫になってはしまった反省点。

ファンキー・モンキー・ベイビー / 羯徒毘璐薫'狼琉

released May 7, 2023

横浜銀蝿をかっこいい、と思った時期もあったことの落とし前として。キャロルはお茶の間へのロックの提示の先駆者のリスペクトとして。

Early Tracks And Versions

released May 20, 2023

手元に残ってた、10年前の活動時期の未公開トラックとアルバム未収のオリジナルミックスと。

Piano Music

released August 16, 2023

ピアノを重ねたミニマルのトライアル。MTRのメトロノームをガイドに使った。

Good Music

releases November 3, 2023

ミニマル。アンビエント。家具の音楽。一応ここが1年後の到達点。

Noriko Whose Favorite Color Is Green

released December 1, 2023

Good Musicの質感が気に入ったので、同じようなテクスチャーで再録音。

花粉熱

released January 21, 2024

内省的なピアノ曲。今のところYouTubeにだけアップ。

Gourmet Cooking

released February 4, 2024

13歳の頃、級友をアイドルに仕立てたプロジェクトで遊んでいて、その時に作った曲のうちの一つ。当時のめちゃくちゃだったコードは整理して雰囲気はそのままな感じで再録音。

The Mari On The Beach

released May 1, 2024

今の時点の最新音源。詳細は以下の記事に。



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