日本人夫婦によるバイリンガル育児:0歳〜1歳半ー子供に英語で話しかけるのが恥ずかしかった

我が家のバイリンガル育児ルールは息子が生まれる前に夫婦で話し合って決めたのですが、私は「本当にそんなことができるのかなぁ」と思ってドキドキしていました。

そして遂に息子が誕生し、息子との生活が始まったのですが始めはどう声をかけてあげればいいのか分かりませんでした。相手は生まれたばかりの赤ん坊ですから私が何かを言ったところで分かりっこありません。それなのに無理に英語で話しかけるということがなんだか恥ずかしかったのです。とりあえずHello、How are you doing?と言った挨拶はしていたのですがその他にこれと言って言葉が出てきませんでした。そんな時妻から「まずは自分が何をするかを言ったらいいんじゃない?」というアドバイスをもらい、それからLet's change your daiper、It's time to take a bath、などと言うようになりました。

赤ちゃんをベビーカーに乗せて公園に行ったりする時も声がけを積極的にした方がいいんだとは思いますが、私は外で息子に英語を話すのが恥ずかしく、特に人が周りにいるときはほぼ無言でした(息子が言葉を理解し会話が成り立つようになってからは、外で英語を話すことを恥ずかしいとは思わなくなりましたがそれはおいおい書いていこうと思います)。

童謡は息子が誕生してからすぐに聴かせるようになりました。英語のものだけを聴かせていましたがそれがこの時期にどのくらい役に立ったのかは不明です。

絵本は生後半年以降に毎日10回は読み聞かせるようにしていました。妻と私は平均して同じくらいの回数読んでいたのですが、妻は日本語か英語の絵本を、私は英語の本を担当していました。Where Is Baby's Belly Button?Have You Seen My Cat?などを読んでいましたが、息子は真剣に聞いていました。自分でもページをめくったりしかけを引っ張ったりして遊んでいたのですが、じきに破いたり噛んだりして本がボロボロになってしまいました。妻が何度かテープで直したのですが、最終的には本に書かれていた内容をほとんど習得することなく捨てることになってしまいました。しかしこの時期に覚えられた単語のいくつかは絵本から来ています。なお、英語の絵本を読むことは私の英語の勉強になっていました。幼児向けの内容とは言え、たびたび私の知らない単語が出てきていたのです。例えば、xylophoneやgingerbread manです。面白かったのは、アルファベットを学ぶための本を3冊程読んだのですが、Xから始まる単語は決まってxylophoneでした。

動画は絵本と同じく生後半年以降に利用し始めました。コンテンツはYoutubeにあるAlphablocks Level 1で、テレビ画面に映して一日10分程度視聴させていました。息子は楽しんでいましたがこの時期にどのくらい役に立ったのかは不明です。

以上が0歳〜1歳半くらいまでにやっていたことです。成果としては息子はいくつかの単語をたどたどしく言うようになっていました。
- 日常生活の中で覚えた単語:bath、mum、daddy、pepper(green pepperのこと)、wow、alpha(alphablocksのこと)
- 絵本で覚えた単語:cat、car、apple

自分で言うことはなくても聞いたらなんとなく分かっていそうな単語もありました。例えば私がWhere's the cat in this room?と聞くとcat!と言いながら猫の絵を指差したり、私がDo you want to watch、と言うとalpha!と続けて言うようになりました。また、息子がテレビに近づきすぎているときに私がStay back and sit on the mat. と言うとちゃんとテレビから離れたマットの上に座りました。しかしながら相互コミュニケーションできていると言うレベルではなかったので、上述したように私は外で息子に英語を話すのを躊躇っていました。


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