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買わずに後悔するなら買って後悔したい

カメラや自転車パーツなど、
買うとなったらためらうことなく手に入れる私だが、
だからと言って何でもかんでも見境なく買ってしまう訳ではない。

今年15年目の付き合いになる愛車トマジーニに付けた、カンパニョーロ/Cレコードのダブルレバー


私は御曹司な訳でもなく、また大社長な訳でもない。
まったく見事に、「お金持ち」ではないのだ。

なので、何かを欲しいと思った際には、
1.めちゃくちゃ調べる
2.めちゃくちゃ悩む
3.更にめちゃくちゃ調べる
4.「ウンチク頭でっかち」になる
5.本当に欲しいのかどうか、様々な角度から検証する

を実行することになる。

ま。簡単に例えれば
「ぐおぉぉ。Zfかあぁぁ。なんだよコレえぇぇ。」
てなもんである。

そして大抵、脳ミソが沸騰しすぎて、
「やっぱイランだろ。」
となる。

そしてまた、
1.めちゃくちゃ調べる
に戻るのだ。
この過程が延々と繰り返される。

最後には、
あまりにもそれだけに囚われている自分にいい加減疲れてしまい、
「もう買ってしまえ。買わずに後悔するくらいなら、買ってみて後悔しよう。」
となるのだ。

先日入手したNikon Zf + voigtlander nokton 50mm f1.5 Ⅱsc                                    ブラウンのレザーストラップは何年の付き合いになるか忘れてしまった。


カメラ、自転車パーツに限らず、
洋服やブーツなんかもそうなのだが、
その時に出会ったものをその時に手に入れず、
日が経つうちに世の中から消えてしまって後悔した、
という経験を私は何度もしている。

30年以上前、高校生の時に入手した懐中時計。                                 ホピのチェーンでベストやカバーオールに忍ばせる。

例えば、
23歳の時に見逃したGジャンに再度出会うことができたのが40代になってからだった、
なんてこともザラにあるのだ。
(出会うことができたラッキーな例である。)

40代後半になって出会えたLeeのファースト。

だから、
その時に理性の方の自分が「イランだろ」と訴えかけてきたとしても、
感情の方の自分が「欲しい」と感じるのならば、
資金面など可能な範囲内であればなるべく手に入れて、
実際にそれを体験してみるように工夫している。

既に新品は入手できず、OLYMPUS PEN は中古で手に入れた。 

そして、
そんなにまで苦悩して手に入れた自分にとっての逸品たちに対して、
後悔したことは一度だってないのだ。

カバンはダレスバッグに行きついた。


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