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軽さは正義、重さも正義 ~Nikon Zf~

私は小さいカメラ、小さいレンズが大好きである。
「手軽」だとか「軽い」だとか「コンパクト」だとか、
並べようと思えば理由は色々とでてくるが、
そこはまあ、大好きということなのだ。

PEN-F シャッター音も大好きだ。 
普段持ち番長のgr3x 撮れる絵がたまらない魅力だ。
GⅯ5 レンズ交換式でファインダーまであるのがスゴイ。


半面、最近購入したZfは、その真逆の路線なのかもしれない。
実際ZfはFUJI X-Pro3とほぼ同じ大きさ(X-Pro3もデカいといえばデカいか)ではあるのだが、
X-Pro3と比較してもそれなりにズッシリと重いのである。

こんなんばっか大好き(笑)

「手軽」だの「軽い」だのとたった今言っていたくせして、
まったくチグハグな選択をしてしまっているのである。

この選択の理由は一体なんなのか。
答えは至ってシンプルである。

「いいなあ」と感じてしまって、
「カッコイイなあ」と思ってしまったからである(笑)。

しかし、カッコイイということが理由のひとつではあるのだが、
意外な副産物があった。
それが「重さ」なのである。

一般的には「軽さは正義」なのがカメラ界隈ではひとつの価値観であると思うし、
前述の通り私自身もそのように感じている面が多々ある。

しかしZfを使ってみるうちに、
そのデカさ重さこそがとても気持ちよく思えてきているのである。
「おおう。この重さ、まるで昭和の写真機を持っているようだ。
俺は写真機を持っているゾ~ って感じだ。」

てなもんである。

ある意味、この「重さ」が「らしさ」を醸し出しており、
「持っているゾ感」をマシマシにしてくれているように思うのだ。
この感覚は、それこそ軽いカメラでは味わうことのできなかった、
とても懐かしく、とても心地良い質のものだ。


そして、写真機本体だけでも十分に重いのに、
付けるレンズまでも小さいながらそれなりの重さのものを選択してしまっている。
ニコン純正の手軽な単焦点も使ってはいるのだが、
この小さくも重いレンズたちを使っていきたいと思っているのである。

Zf + voigtlander nokton50mm f1.5 sc
ニッケルメッキのビカビカ番長はズッシリ重い。
定番のnokton classic 35mm f1.4 Ⅱ sc
先細りのレンズは好みが別れる所だが、付けた見た目が象さんみたいで好きだ(笑)。

ちなみに私は、ネックストラップを手首に巻きつけて写真機を持つ。
カメラの重さはそのストラップと手首に委ねるので、
カメラの持ちずらさはまったく感じない。
その話はまた今度。


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