見出し画像

うつ病になったときのこと⑮

プレステのコントローラーが視界にある。

私はどうやら気絶していたようです。
時計を見ると

朝の9時

嫁は・・・・

イビキをかいて寝ている。しかもかなりの低重音・・・

こいついつまで寝とんねん

私は重力にあらがいながらもプレステの電源をオフにして布団に転がりました。

ソファで気絶したせいで体が痛い。もちろん頭も痛い。

薬を飲まなければ・・・

私は再度起き上がり、ウィダーインゼリーと薬を体に流し込み、再度布団に倒れこんだ。

どれくらいのときが経ったかはわからない。

あんたどんだけ寝てんねん。薬効きすぎなんちゃうん!!
寝すぎて死ぬで、しかし

嫁の大声で意識を取り戻しました。
時計は12時をまわったところ、明るさからするとお昼です。
ていうか、嫁のほうが寝すぎだとツッコミたいところですがそんな気力もありません。

あんた、上司から一度面接したいって連絡きたけどどうするよ?
無理しなくてもいいって言ってきてるけど無理そうやな。
任せるけど見た感じ無理やな。
断っとくわ、ほなお昼いただきま~す

嫁の声がでかいので頭に響く・・・イタい。

今の話でまた仕事思いだしたよ、おい。
ああ、イヤだイヤだイヤだ。

私は布団をかぶり猫のようにまるくなって現実逃避を試みました。

つづく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?