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家出一週間

(写真は昼寝中の2匹?)

早いもので家出一週間を過ぎていました。
ホテル暮らしからお金の問題もあり、緊急事態と判断し実家に帰りました。

うつ病のわりには生存に向けた活動をしていたんだなぁ、と人間の生存本能と息子の存在に助けられていたのだと思います。
もちろん周りの方々にも助けてもらっています。

事の発端は狭心症の発作でした。
ゴールデンウィーク明けから発作が頻発してしまい、体力の消耗が大きかったのです。

また、コロナ感染の恐怖も増幅されていき、心臓病の私は感染したらイチコロだなと、通勤電車でそんなことを考えながら気分が落ち込んでいきました。

今回のうつの波は比較的小さいものだったんですが、すべての欲が低下していました。

仕事をしていても数字や文字が頭に入ってこなかったのでヤバいと思い、心療内科を受診、1ヶ月休むこととなりました。

転職して2ヶ月しか勤務していなかったのでクビか依願退職しかないだろうと思っていましたが意外にも社長(バリバリ関西人)から

「採用面接でうつを患っていたと聞いていたし、狭心症も心配やろ。なかなか治らん病気や。コロナが流行っているし不安もあるのも理解できる。それをわかった上でこっちはあんたを採用しとるんやから辞めさせる気はサラサラないわ。給料も払ったるさかいにゆっくり休んどきや。」

と障害者手帳もない私に暖かい言葉をいただきました。
転職5回の私にとって青天の霹靂。
今どきこんな会社もあるんだなぁ、とありがたく思った次第です。

結局、休んでいたものの嫁の実家で生活していた私に居場所はなく、義母とのイザコザがあって家出しました。

ホテル住まいにも金銭的な限界があることから嫁に連絡して実家に帰ることとなりました。

会社から呼ばれてもすぐに行けない距離での休養になってしまうので社長には連絡しました。

メールで事前に状況を連絡し、重い気持ちで電話すると社長は開口一番、

「別に家借りて住んだらよいやないか。金ぐらい出したるわ。」

この人なんなんだろう、すげえな。
さすがに結論はすぐには出せないのと今は混乱しているので落ち着いたらご相談させていただきます、とお答えいたしました。

すると、

「今のお前には判断できんやろ。あとで嫁さんに電話してって言っといてや。いつでもいいから。悪いようにはせんから。」とのこと。

私は嫁に社長の伝言を伝え電話するようお願いし、疲れてそのまま寝てしまいました。

続く

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