小話:産官学
防衛費増税を政府が高々と掲げて早2ヶ月が過ぎたでしょうか。
防衛3文書がその根拠として大方針を打ち出されたものの、細部に至っては未だ国民に説明されないまま時間が過ぎています。
断片的な話は報道であがってくるものの、そもそもその情報も具体性はなく実現可能性も怪しいところである。
防衛産業は国内においては衰退が進んでいる。
政府は金をつけると言うが、税金に対しては厳しい査定がなされることを考えると5年計画では厳しい。特に技術力を提供する人材が圧倒的に不足している。
焦る必要はない。
まずは人材を育てる必要性を真に自覚できたからだ。
問題は学である。
以前から政府と溝を深めている日本学術会議
軍事目的の研究に否定的な姿勢は相変わらずである。
人材を育てるには学問は重要である。
しかし、日本の教育は先の大戦の反省から軍事アレルギーが強い。
日本は産官学の連携を密にしなければ、今の困難は乗り切れない。
高いカベを乗り越えるためには国民が自分ごととしてとらえなければ前進はのぞめないだろう。
了
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