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うつ病になったときのこと57

フェリーを下船し、向かうは嫁の実家です。

嫁の実家はフェリー乗り場から高速を使って一時間半程度と意外に近場です。

私は初めての道かつ大阪の車の走行量にビビりながら法定速度で運転していました。

嫁は私のビビり具合を見てイラついたのか、

もっとスピードださんかい
多少速度超過しても捕まらんわ
周りの車見てみいや、コラ!

そんなこと言われても無理なものは無理・・・
私は無言のまま、嫁の実家の最寄りのインターチェンジでおりコンビニに入りました。

あと10分弱運転すれば到着でしたが、私は気分的に休憩したかったのです。

嫁は、

家に電話するから一服しときや

といい、電話し始めました。

私はすでに疲弊した体を引きずり、コンビニでコーヒーを買って車に戻りました。

嫁はまだ電話で話をしていました。

私はもうすぐ着くんだから直接話をすればいいのにと内心思いながら、コーヒーをすすっていました。

電話が終わったのは五分後くらいだったでしょうか。
嫁が、

ほな、いこか~

と一言。私は車を発進させてコンビニに別れを告げました。

つづく

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