うつ病になったときのこと174
しばらくして扉が開きました。
上司が直接でてきたのです。
おう、お疲れ様。
事務室ではなんだからほかの部屋に行こうか。
私はそのまま上司の後について別室に入りました。
お互い席に着くと上司は、
どう?久しぶりの通勤電車は大変だったでしょう。
疲れているところ申し訳ないけど30分後に下のフロアで臨床心理士さんと面談をしてもらう予定でセッティングしているんだ。
臨床心理士さんとの面談が終わったらそのまま帰ってもらってもいいし、話したいことがあればまた事務室に来てもらってもいいよ。
面談を踏まえた今後のスケジュールについては、臨床心理士さんと私で相談して決めるから、面談結果の報告は特に必要ないからね。
私は、臨床心理士さんの面談が終わったら帰りますと伝えると、上司は、
そのほうがいいね。最初から職場に長く居すぎるのもよくないしね。
自分のペースでやってくれたらそれでいいよ。
そうこうしているうちに臨床心理士さんとの面談の時間が近づきました。
上司は内線電話で誰かに電話をかけ始めました。そして、私に言いました。
下のフロアの〇〇室で臨床心理士さんが待っているから、部屋に入っていいって。
それじゃあ、気をつけて帰ってね。
私は挨拶をして部屋を出て、階段で指定された部屋に向かいました。
つづく
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