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初めて書き始めることを決める

他の方々の記事を読んで、コメントを書いたりしたくて、
アカウントは持っていたけれど、自分の記事は、数年間、全く書いていませんでした。
別にブログも持っているのですが、ライフスタイルが変わったこともあって、そちらも止まったまま、書くことから離れていました。

きっかけは、もしかしたら、香りかもしれないです。

この年、2024年5月4日、「横浜フラワー&ガーデンフェスティバル」の
香りのワークショップに参加して、素晴らしい香りに包まれた時間は、
私に何らかの影響を与えたようでした。
日記のようなものは、iPhoneのジャーナルで書いているけれど、
公開の記事を書くのは、10年ぶりくらいかもしれません。
2015年前後からの約10年間は、個人的には精神的に少し辛い時期で、
迷走していたと思います。

私に再び情熱を取り戻させたのは、写真を撮ることでした。

それは、2022年の父の死がきっかけでした。
初めて正直に書いてしまうと、父の死を知らされず、全てが終わった後に
「お葬式は、身内だけで済ませました」という薄い葉書で、
父の死を知らされました。

可愛がっていたつもりの妹からでした。

私は、最初の子供だったこともあって、両親から、
とりわけ父から溺愛されました。
このことがあって子供時代を振り返って見れば、
何事も、いつも特別扱いだったような気がしました。
それが妹にどんな風に見えていたのか考える配慮は、
私にはありませんでした。

やり場のない悲しみに、どうしようもない時、以前より知り合いだった
写真家の友人、と呼ばせていただくのもおこがましいのですが、
本当に珍しくワークショップを開くということを聞きつけ、
5年前に買った、中古のカメラを引っ張り出して参加をしたのです。
その時、改めて、彼が世界でもトップレベルの写真家であることを知りました。

なんで急に写真を撮りたくなったのか、自分でもわからないのですが…。

世界を駆け回る彼が、そんなワークショップを開くことは、後にも先にも
ないだろうと、今は思います。
けれど、その時初めて、写真を撮ることは、セルフセラピーになることに
私は気がついたのでした。

丸一日のワークショップは、私に写真を撮ることの魅力を教え、
次の年に開催された小規模の国際コンペッティションで、
ビギナーズラックで、ファイナリストになれた時、
道を指し示されているような気がしたのでした。


その時のワークショップで撮った写真の一枚

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