ハインツが発明したもの
ヘンリー・ジョン・ハインツ
日本にも会社がある食品メーカーの創業者です
ハインツは一度事業に失敗して借金しまくって詐欺罪で逮捕されています
その後トマトケチャップを発明して人生逆転していくんですが
この人が世界ではじめてやったことって、工場の流れ作業です
生産性をあげるためにラインのあれでケチャップめっちゃ作れるようになったんです、流れ作業の発明で世界の産業が一気に加速したんです
ハインツは当時みんなが怖がって使わなかった電気をいち早く使います
ハインツが先駆けて電気を使うことで、他の起業家たちもこれからは電力の時代だ!と真似したことでしょう
流れ作業を発明し、トマトケチャップを発明し、電気を世の中に広めて、ものすごい世界に影響を与えてます、偉大なる人格者と思えますよね
そういう偉大な人ほど真似をされるんですが、当時のアメリカは我も我もと金儲けのためには手段を選ばないという人たちばかりで、トマトケチャップ製造業者が次々現れるんです、しかも粗悪なものが
昔のアメリカって食料品はギャンブルだったんですよ、腐った肉とか野菜とか身体に悪い調味料とか普通に売ってたんです、金儲けのために
ハインツは食の安全を考えて、中身の見える透明なビンにトマトケチャップを入れて売るんです、もちろん品質は安全なものです
「どうだい中身が見えるだろ?これは安全な食品ですよ」というのをアピールしてトマトケチャップは大ヒットするんですが
後発の製造業者はその信用にあやかって身体によろしくないと思われるものを使用したトマトケチャップを販売して儲けていきます
これに激おこのハインツは、作られたビンをすべて自分のところで買い占めます、これで他のケチャップ業者は製造することができません、意外と大人げないですね、あまったビンは川に捨てました
ハインツは粗悪な材料で食料品を作って儲ける輩を駆逐するために、作戦を考えました、そのミッションを息子にまかせたのです
ハインツの息子は政府の偉い人に会いにいきブランデーを二つ差し出します
「この二つのブランデー、片方はちゃんと作られたものですがもう片方はエチルアルコールとアルデヒドをまぜたまがいものです、どっちが本物かわかりますか?」
政府の偉い人は匂いをかいで「こっちだ」と選びます
ハインツ息子は「本当にそうだと言い切れますか?」と返します
政府の偉い人はとまどって「大統領にかけあおう」と返答するんです
こうして食品表示義務が生まれたわけです
ハインツってすげえなってことを学びました、おかげでハインツの冷凍ポテトを遠慮なく食べられそうです
ハインツの冷凍ポテト、いっぱい入って安い
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