鏡に映った自分が可愛かった

タイトルは結論です。本当にそれだけの話。

私は自分を可愛いと思っている。ぶりっことか、内面的な話とかとは違って、顔や容姿(全身のコーデ)を鏡で見たときに、ふと「あ、可愛い」と感想が零れるのだ。「大丈夫、今日も可愛い」といった自分へのエールなどでもなく、本当にただの感想として。

いや、実際のところ可愛くはないのだ。

出だしから可愛い連呼しておいてすぐさま否定に入るのかよと突っ込みたくもなるが、ここでいう可愛いは主観であって、客観的に他者と比較した場合の私は別に可愛くない。スタイルもだらしなければフェイスラインもコンプレックスだらけだし、町を歩けば自分より美人だと思う人はたくさんいる。

じゃあなぜ可愛いと思うのか。

それは過去の自分と比較しているからだ。

大学時代までほぼノーメイクで流行りのファッションより自分の着たい服を着ていた頃の私もそれなりに可愛いと思っていたが、初めて何かおしゃれをしたり、自分を変えてみることで自分に対する自分の評価が上がっていった。

自分で選んで買った服を他人に褒めてもらった。

初めて姉にメイクを教えてもらった。

初めて自分でメイクをしてみた。

髪を染めてみた。

メイクを試行錯誤して納得いくようになった。

そんな瞬間に、ふと「あ、可愛い」と感想が零れることがある。なんてことない日常のことだけど、少しの変化に満足感を得るのが嬉しく思う。

今日、今だって自分は可愛い。一番可愛い自分は毎日更新されていく。


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