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「エモい」は温故知新のキーワード

最近ピース又吉さんの動画にハマっています。

どちらかというと
考えもしなかった
新しい方向での発想が
ここで垣間見えるからです。

最近いろんなYouTubeを観る中で
なんとなく傾向というか
こういうだろうな、とか
ある程度先が見えてしまって
目から鱗なことなどは
減ってきていましたが

久しぶりのエポックメーキングが
いくつかありました。

そのひとつを紹介します。

過去のものを見ても意味ないとか 
 いうけど
 過去のものをみて影響を受けて
 今のものができている

 その影響から逃れられないのなら
 過去のものを見ても意味ないという
 理屈は崩れている


というものです。

これに関してはかなり反省しました。

私は長女で
幼い頃は近所の友達も年下の子たち
ばっかりだったので
「マセる」ことが出来ず
年上への憧れが募っていました。

それは36歳になった今も続き
気がつけば
逆に年上の知り合いばっかりに
なってしまった中

今度はないものねだりなのですが
年下の子たちからいろいろ
教えてもらわないといけないなと
思っていました。

どんどん今までの常識が破壊されていく
この現代社会において
以前の常識に縛られている人は
私から滑稽に映るようになり

7つ上の彼氏が
20年前くらいのエンタメにばかり
触れているのを見て
「もっと今に生きようよ」
とすら感じていたからです。

ただこの言葉でハッとしました。
今の文化も突き詰めたら
昔の文化の応用なんだなと。

ファッションなどもいい例で
最近流行っているY2Kファッションは
私のような30代にとって
「古い」「ダサい」象徴だったものが
今は「エモい」とされています。

というか「エモい」という
若者言葉自体がすごく意味深で
おそらく私が思春期の時は
「エモい」という言葉はなかったものの
私自身が「エモい」という
感情を最も大事にしていた記憶があります。

だから家族で団欒している時も
「エモい」感情に浸りたい時は
空気読めないと思われても
会話に参加せずに
空を眺めていました。

私がKYだと言われがちなのは
まぁそういうとこです。笑

今の子たちが
Y2Kファッションや
2000年代JPOPの音楽をバックに
TIKTOKを投稿するように

私自身も思春期の時には
その当時ですら古いとされていた
メジャーデビュー前後のLUNA SEAを
聴いていました。

その後メンタルが回復して
流行りの音楽を聴くようになっても
メジャーデビュー前後のLUNA SEAのような
雰囲気のある新しい曲も
いくつかあるのです。

人類の「エモい」を感じる感覚は
時代が変わっても
そう大きくは変わらないので
形を変えて
似たようなフレーズの曲を
みんないいと思ったりするのです。

そういう意味では
どのクリエイターも
過去の影響から逃れることは
誰にも出来ません。

逆にいうと
今からバズるものに関しても
必ず過去にヒントがあるのです。

歴史を学ぶのは
「過去を学ぶことで未来が見えてくるから」
という言葉を聞いたことがあります。

世界がループしているということも。

「温故知新」という言葉があるように
新しいものは
必ず古きをたずねたことにより
知るものなのです。

たとえどんなに
世界や価値観が変わろうとも
古いものを雑に扱っていいということは
ないのです。

今立ち塞がっている新しい問題も
実は過去にヒントがあったりするものなのです。

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