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日本人ってハロウィンが好き

ハロウィンという行事は
私がこどもの頃などは
海外のお祭りで
「いいなぁ」と思っていつつも
当時はまだ身近ではありませんでした。

ですが私が20代半ばを過ぎたくらいの
2010年代以降
年々ハロウィンの仮装が激化してきました。

夏が終わったこの頃から
街には徐々に
ハロウィンを意識した商品が並び始め
今ではクリスマスと並ぶほどの
「ハロウィン商戦」という
一つのビッグウェーブになっています。

なぜ日本人はこんなにも
ハロウィンが好きなのでしょうか。

まず一つは宗教に関して
こだわりがないことです。

これはクリスマスもお正月もそうですが
とにかく外国の方々からすると
「宗教的にはなにを信じているの?」
と疑問視されそうですが

とにかく何を信じているか
というより
何に乗っかれば面白い祭りになるのか?
を重視するように感じます。

加えて同調圧力の強さも働き
誰かが何かを起源として
楽しいお祭りをやっていた時に
乗っかりたくなってしまうのです。

もう一つの理由として
普段から自らを抑圧しているからです。

コスプレやコンセプトバーなどの「仮装」は
今や日本文化の代表的なものと
なっています。

私もコスプレ願望があるので
非常にわかるのですが

普段まじめで自分の考えをうまく
表現できる場を与えられていない人は
何かのきっかけを得ると
途端にタガが外れてしまうものです。

これはお酒などがいい例ですが
現に酒癖が悪いアルコール中毒などは
日本人に多いといわれています。

これと同じように
普段抑圧して生きている人たちは
「非日常」で自分を解放される機会や
スイッチを心のどこかで
求めているんだと思います。

そして「酔っ払って記憶にないから」
とか「今日は無礼講だから」
という言い訳を縦にして
自分を解き放とうとします。

以前話したかもしれませんが
私はどこか
Instagramなどで毎日自撮りをして
アップするくらいのナルシストに
憧れている節があります。

でも「ナルシスト」とか「痛い」と
思われるのが怖いのです。

だから何かイベントがあって
オシャレした自分の写真のあげる
エピソードがあると
そのキッカケになると共に
「非日常」「無礼講」という言葉で
「ナルシスト」という
批判から逃れようとするのです。

私がライブやイベントが好きなのも
こんなズルい下心があります。

コロナで抑圧されたこの2年間
私と同じストレスを抱えた人は
おそらく増えていると思うので
今年のハロウィンは
今までで最大規模になると
予想しています。

そして私も今までは
なんだかんだで参加できなかったのですが
今回は月曜日ということで
参加する可能性が高くなってきました。

36歳もという年齢を忘れて
思いっきり「非日常」を
楽しもうと考えています。

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