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一昔前のジェネレーションギャップはどこへ

超高齢化社会が進む現代ですが
私たちが持つ「高齢者」のイメージも
大きくアップデートされています。

例えば私が小さい頃考えていた
30、40代はもっとおじさんおばさんでしたが
今の30、40代はどうでしょうか。

自分がその年齢になったから
ということもあるのでしょうが
少なくとも
子どもの頃のイメージより
かなり全体的に若返っています。

これを客観的に捉えるならば
まさにサザエさんやちびまるこちゃんが
わかりやすくて
サザエさんの登場人物である
アナゴさんなんて
27歳だという事実にびっくりします。

今の27歳なんて
かなり若手なイメージですが
アナゴさんなんて
かなり貫禄を帯びています。

サザエさん自体が
戦前戦後のアニメなので
今となっては
リアルタイムで共感できる人すら
ほとんどいなくなっているのも
現状です。

少なくともアニメを見る
世代にとっては、です。

ちなみにサザエさんの時代設定は
いつくらいかと調べてみたら
だいたい昭和20〜40年代くらいらしいです。

第二次世界大戦の終わったのが
昭和20年ですから
まさにその頃
タラちゃんですら
約80歳です。

もはやジェネレーションギャップを
感じる人がほとんどと言える時代において
サザエさんが放映し続けているのも
ある意味狂気の沙汰に感じます。笑

ちなみに今はY2Kといって
2000年代のファッションなどが
リバイバルで流行っていると言います。

ファッションの世界は20年で
繰り返すとも言いますが
今年37になる私からしてみると
Y2Kのアムラー系とか
ガングロとかルーズソックスとか
少し古いような気にすらなります。

もちろん今の20代からすると
生まれているかどうかなので
一周回って新しいのだそうですが

だからといって
私が生まれた1980年代のファッションが
一周回って新しいとも
思わないので不思議な感覚です。

時代はどんどん進んでいますが
感覚的にはジェネレーションギャップは
狭まってきていているというか
多様化しているように感じます。

それは30、40代で今の若者と
変わらないようなら感覚を持つ人も

逆に10代で40代寄りな感覚を持つ人も
多くなってきていて

私たち30代が60代以上に感じるそれとは
また違く感覚に思えてくるのです。

メディアが多様化したことが
大きな要因でしょうか。

昔はみんなアニメはサザエさんだったですし
懐かしいものも好きなものも
メディアが一緒だから
ほとんど一緒だったのでしょう。

ある場所で時代を一世風靡したと
思っていたものが
ある場所では全く
触れらることもないことだってあります。

だから「古い」という共通認識が
昔のように同じではないのかも
しれません。

ある人にとっての「古い」が
ある人にとっては「新し」かったり
その逆もあるように

時代が多数の軸で流れています。

だから世代を超えて
あなたと近い感覚を持つ人も
現れやすくなっている時代なのです。


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