見出し画像

実家がゴミ屋敷だった私


私は、というか私の家族全員が
あまり片付けが得意ではありません。

割とそこと影響しているかなと思うのが
あまり物を捨てられないということです。

私は父親から食べ物を粗末にしてはいけないと強く教えられてきました。

兄弟の中でも長女である私は
そのような価値観が色濃く残り
今でもあまりご飯を残すことは
好きではありません。

両親が離婚して母方に引き取られた後は
生活保護レベルの貧乏生活だったので
そのまま物が捨てられない性格として
残っていきます。

そのような私はそれが普通だったようで
一人暮らしをして社会に出た私は
「食べ物を決して残さない子」
「物を大事にする子」
として認識されるようになりました。

割とそれが極端だったようで
物を大事にしない周囲とのギャップを
感じることも多々ありました。

例えば焼肉の食べ放題で元を取るために
好き勝手に頼んでは食べきれずに大量に残す人は私は昔から大嫌いでした。


だから単品メニューで自分のお腹の具合を
見ながら大事に食べるのが
私の中で外食でのベストな
シチュエーションでした。

そんな私が少し物を捨てられるようになったのは度重なる引越しのお陰でした。

人は同じところに長く住むと
何かのキッカケを作らないことには
必要に駆られて物を捨てること
なんてありません。

ただ親元から離れた後も
5回以上引っ越した私は
だんだん引越しした後に
使う物と使わない物を
区別出来る様になっていきました。

また自分より綺麗にしている友人の部屋や
お洒落な部屋に行った後は
自分の部屋を片付けなくなります。

汚い友人の部屋に行った後も
反面教師で同じような気持ちになりました。笑

部屋が綺麗か汚いかは
割と表面的なイメージとイコールではなかった気がします。

私は片付けが出来る様になりたかったので
整理整頓の雑誌を買ったりもしました。

また仕事から帰ってきて極力
その足でクイックルワイパーをして
少しづつ掃除習慣を身につけるようにしました。

数年後実家に久しぶりに里帰りした時の
ゴミ屋敷ぶりにビックリしました。

おそらく家族の中で
少々片付ける能力が身についてきた私は
実家にいてもあまりすることがないので
「私が片付けようか?いろいろ捨てるけど」
と言いましたが
こっちは分別をうるさく言われるから
 余計なことしないで。

と言われました。

分別がうるさいから掃除が後回しになりがちなのも本末転倒だなと思いました。
私からしてみると「もう要らないだろ」
という書類もたくさん溜め込んでいました。

親世代にとっては
ミニマリズムなんて割と最近だし
「物を大事にしよう」思想が強いので
私たち以上に捨てられないし
私たち以上に引っ越す機会もないので
どんどん物を溜め込みがちです。

ただ物を溜め込むと心まで沈みがちになるし
物を捨てられるとすごくスッキリします。

まだ私は親にそれを教えられるスキルまでは
磨けていないので
自分の部屋のミニマリズムを実行して
そのノウハウを実家に輸入しようと
考えています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?