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不審者に家に入られ引っ越した話①


私は今でこそ今住んでる家に
5年以上落ち着いていますが

それまでは同じ家に2年といないことが多く
引越し代が嵩んで
若い頃はほとんど貯金がありませんでした。

今となっては
いろんなところに住んだ経験から
賃貸選びもそれなりに上手な方だと思っています。

引っ越しをしたひとつのきっかけとして
大学3年の時に経験した
ある出来事があります。

私は当時
実家が貧乏だったことから
バイトを掛け持ちして
夜間大学に通う
所謂苦学生でした。

大学3年ともなると
ただでさえ忙しい大学生活に
就活まで加わってくるので
効率を考えると
夜のキャバクラのバイトの比率を
上げていくしかありませんでした。

今まではそこまで本腰入れて
営業してなかったのですが
シフトインする配分がかわると
今までより営業を真剣に取り組まざるを得ません。

そんな中でひとり
ストーカーまではいかないけど
その気質があるお客様がいたのです。

私は当時妹と二人暮らしでした。
基本的に女の人が一人暮らしとか
二人暮らしするのに
あまり1階は選ばないのですが

そんなに街中でなかったことと
1階でも少し高めに設置してあったところ
親や親族が内観して気に入って
そこに住むことになりました。

私はその家から
自転車で20分ぐらい通勤した街中で
夜中はバイトしていて
妹の就寝後に帰ってくるような感じでした。

ある時家に帰ると
妹が起きていて
床が汚れていて
私の帰りをじっと待っていました。

この床の汚れは何かと聞くと
「さっきまで警察がいて指紋採取してた」
「ずっと連絡してたのになんで気づいてくれなかったの?」
とのことでした。

聞けば
そのアパートで見知らぬ男が
徘徊していて
妹がゴミを捨てに行ったその帰りに
鍵を奪われ
それに気づかずお風呂に入っていたら
いきなりお風呂のドアを開けられて
写真を撮られたとのことでした。

その男はぱっと見の雰囲気が
その当時出入りしていた私の彼氏と似ていた
ため
姉と間違えたのかと一瞬思ったそうですが
よく見たら違ったそうです。

鍵と一緒に妹の手帳も奪われており
土足で家に入った跡がありました。
私たち姉妹は鍵交換が来るまで
不安な夜を迎えました。

つづく


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