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仕事でミスしてタクシー代を2万円払った話①


私が今の会社に入社したばかりの頃
ミスが多くて怒られてばかりいました。
その中で一番痛手だったのは
運転免許証の返し忘れ」でした。

当時会社では
運転免許証の返し忘れだけは
リカバリーできないから
タクシーの実費払ってでも返しに行け
と言われていました。

お客様が気づかずに検問とかでひっかかって
免許証不携帯で点数を引かれたら
お金では解決できないからです。

私はそれを聞いていたので
すぐさま返し忘れに気づいた時に
上司に「運転免許証を返してきます」と
店を出てすぐにタクシーを拾いました。

いつもは手続きの際に
お客様の連絡先を控えているのですが
その時の手続きがたまたま控えなくてもいい業務だったため
連絡が取れないまま免許証の住所を頼りに行くしかありませんでした。

免許証の住所を見た時に 
「これはタクシー代1万は飛ぶぞ」  
と覚悟してお金をおろしました。
ところが実際は1万円どころじゃなかったのです。。

やや土地勘のない私は
ざっくりと遠い地域だとわかっていましたが
タクシーの運転手の反応は
私の覚悟していたよりも
驚いていました。

「本当にここですか?結構しますよ。。」

腹を括っていた私は
「はい!大丈夫です!私のミスですから。」
と言いましたが
あまりの金額だったのでしょうね。

うーん、と運転手さんは
どうにか安くする方法を考えてくれました。

とりあえずスタンプカードを駆使して
15パーセントは安くしてくれたようです。

それで進んでもらうも
どんどん道は山深くなり
タクシーの運転手さんも自信がなさげでした。
どうやら運転手さんですら
あまり行くことのないようなところみたいです。


とうとう2万を超えたあたりから
「ここからは私も自信がないからいいよ」
とメーターを切ってくれました。
今思うとすごくいい運転手さんだったと思います。

つづく

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