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リアルのない物語はない


前回冒頭から説明なしに
急に小説のような文章を
書いたことがありました。

私が今から説明することを
理解して頂くために
お手数ですが一読して頂くと
ありがたいです。

私は今まで何度か夢についての投稿を
してきたことがありますが

今回ほど長文で
背景描写に関しても言及して
書いたのは初めてです。

なぜかこの夢が
ここまでの描写の記録を私に求めたのです。

ポイントは主人公目線だったのが
校内でも人気で美人の白坂さんだったと
いうことです。

彼女は学生時代の私とは
全く異なる存在でした。

学生時代の私はどちらかというと
カースト下位にいるようなオタクで
恋愛経験すら皆無でした。

おそらく思春期の女の子が
一般的に欲しいと思われるような
美や名声を手に入れて
どこか世の中を
俯瞰してみているような彼女は

状況は違えど
今の私と近いものがありました。

車や持ち家や家庭を持たず
そんなに高給取りなわけではないけれど

仲良くしたいと思うような人とは
そこそこいい関係を築くことができ
やりたいこともやってきて
親や親戚の煩わしい干渉もなく
お金にも困ることなく
それなりにいい環境で働けている私は

今までの価値観の中で
自分が幸せを追求していくのに
限界を感じているという点で
同じように感じました。

夢占いというわけではないですが
夢というのは
必ずリアルな世界の出来事を反映した
重要な伏線が貼られており
侮れないものだと感じています。

むしろこの世界は仮想現実と
言われているくらいですから
夢の世界が本当の世界で
今私たちが現実だと感じている世界が
空想のものかもしれなくとも
そうじゃないと実証することは
不可能なのです。

現実世界の私もまた
白坂さんのように
自分とはまた違う次元で生きている
近藤さんにキラキラしたものを
感じていました。

これまでの自分と違うベクトルで
生きていかないと
その輝きは手に入れられないと
頭ではわかっていつつも
どうしたらいいかわからないのです。

それはまるで
一次元で表せずに限界を迎えた表現が
二次元を知ることで具体化され
三次元を知ることで
さらに立体的に捉えることが
できるようになるという
文字通り次元上昇の前ぶれなのです。

次元上昇というと
大袈裟に聞こえますが
もっと日常に落とし込むと
固定概念の崩壊」ともとられられます。

今までの私の中で起こったこととすれば
女が一人で旅行に行くなんて恥ずかしい
という固定概念に囚われていたうちは
みつからなかった幸せが
それを壊した途端にみつけられたとか。

今回私の中で崩壊されようとしている
固定概念とは
創作物はつまらない
というものかもしれません。

先程の理屈でいうと
夢や創作物というのは
単なる「作り話」と
侮れないところがあります。

「作り話」が伝えたいメッセージは
現実世界から得られた教訓であり
時代背景や世界観の違いこそあれど
そこには現実世界の中でも
役立てる思想があります。


創作物と言われるものも
多くは史実や神話などを題材にしています。

現実世界に全く通用しない教訓しか
ない物語は誰も書くことが出来ないのです。

私もそれを感じたから
あの長い文章で書き起こしたのでしょう。

私は今まで創作物にはあまり興味を示さず
緊急事態宣言の時ですら
Netflixなどの映画を観ることなく
実用系のYouTube動画ばかり
見ていました。

リアルに拘りすぎて
その次元でのときめきを追い求めることに
そろそろ限界を迎えてきたのかもしれません。

私も今まで触れてこなかった
映画などの文化に
そろそろ見聞を広げようかと思っています。

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