2025年の崖、クラウド2026年問題

輸送業界の2024年問題は現在直面中。物流拠点を集約するとか、他の企業と協力するとか色々やってるみたい。
日経コンピュータで見たんだっけか?輸送業界だけじゃなくて、IT業界も色々と問題が迫っているらしい。

2025年の崖

ちょっと難しかったので、かなりざっくりと解釈したところによると、
既存の複雑化したシステムの課題を解決できない場合、DXが実現できない。そのためさらに2025年以降12兆円もの経済損失が出てしまう問題のこと。
だと思う。詳しくは経産省のHPを見てくれ。
具体的な話で言うと、レガシーなシステムを維持するのに高額な維持費がかかったり、サイバーセキュリティリスクが高まったり、DXができていないばかりに他の企業に負けてしまうといった危機だそうだ。

なぜこの危機が2025年に起こるのかというと、オンプレミス版のSAP ERPが2025年でサポートを終了するからみたい。このSAP ERPは使用率が高いらしく、サポート終了となると多くの会社が影響を受けるらしい。
サポート終了ほど怖いものはないからね。それでもインターネットエクスプローラーとか普通に見かけるんだよなあ、、恐ろしや。
まあ自分は素人なのでSAP ERPの現物はまったくわからないけれども、2025年になったらセキュリティインシデントが多発したりするのかな。

オンプレミス: 自社が管理する施設の中でシステムを運用すること。よくクラウドと対比される。
ERP:経営資源の一元的な管理を意味する言葉。ERPシステムは経営資源を一元的に管理するためのシステム。顧客情報とか商品情報とか管理してるシステムのことだと思う。
SAP:ドイツのERPシステムを売っている会社
SAP ERP:SAP社が提供するERPシステムのこと。

ちなみに用語はこんな感じ。

クラウド2026年問題

こっちもちょっと難しいというか、明確な損失が出るわけじゃないけれども問題というか時代遅れになるよ、という感じなのかなあ、、
これを提言したのはガートナージャパンの亦賀氏っていう人で、2006年にAWSがサービスを開始して、2026年には20年になるにも関わらずクラウドがわかってない企業はやばいよ、っていうことを言ってるんだと思う。
今や個人でもクラウドを簡単に使える時代だからね。経営者がそういうのわかってないと確かにやばいよね。
今のオンプレミスの環境とクラウド環境をちゃんと比較してそれでもなおオンプレミスを使うのか、クラウドに移行するのかをすべての企業が考えなければならない局面に来ているのかもしれない。

AIの2026年問題

クラウド2026年問題を調べていたら思いがけずAIにも2026年問題があるらしいことを発見した。皆さん知ってました?
AIの2026年問題は、2026年までにAIの質の良い学習データが枯渇してしまうだろう、という問題である。
ここで言う「質の良いデータ」とは、書籍やニュース記事、論文、ウィキペディアなどの編集されたコンテンツのこと。これらが枯渇すると言われてピンとは来ないが、確かに巷にはよくわからないソースでやんややんや言っている人だとか、よくそれでニュース記事にできたなと思うぐらいの知識不足のネットニュースとか、コンテンツの量は増えているけど質は明らかに落ちているのが素人目にもわかる。
昔のウェブサイトとか、見てて楽しかったもんな。今は同じような形式のまとめサイトが溢れすぎてて正直楽しくない。昔は楽しいウェブサイトのリンク集にはまたすごいウェブサイトのリンクがたくさんあったりしてさ。レイアウトもそれぞれのサイトに管理人の趣向が反映されていて、わくわくしたものだった。

急な懐古で申し訳ないが、まとめサイトが悪いと言っているわけではないので勘違いしないでほしい。
誰か企業のHPとかまとめサイトとか除外してくれるSE作ってくれないかな。

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