カノープスの冒険2 14

カノ14

きょうちゃんは、真剣にカノープスを見ました。
「雷の中を飛んだりしないの?」
「僕が見たときは、穏やかな良いお天気の夜空を飛んでいきましたよ」
カノープスの答えに、きょうちゃんはがっかりしました。
「な~んだ。じゃあ、お月様から見る『お星様になるシャチ』と同じじゃない。ドルチェがわざわざ地上に降りたから、もっとすごいものが見られると思ったのに」
しょんぼりしているきょうちゃんを、カノープスはなんと言って慰めようか悩んでしまいました。
そこへ、ドルチェが駆けつけました。

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