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昭和の思い出「ポン菓子屋さん」

ターニアさんのところで「紙芝居のおじさん」の記事を見て、子供の頃を思い出した。

若い人は知らないかもしれないが、昭和時代の子供の頃は「ポン菓子」と言うものがあり、街角に定期的に「ポン菓子屋さん」が来ていた。

鐘の音と共に「ポン菓子屋さん」は来る。
お米1号ほどとお砂糖(たしかざらめ砂糖だった)と、鍋や袋などの入れ物を手に集落の人々が集まってくる。


“ポン菓子はポンポン菓子・パンパン菓子とも、単にポンや、ドン、またはその出来上がった時の破裂音からバクダンと呼ばれることもある。専門用語ではスナック菓子の一部とともに膨化食品(ぼうかしょくひん)と称されるものの一種である。特に米で作った膨化米(ぼうかまい)は地方や年齢層によって、ばくだん(爆弾あられ)、こめはぜ、ポンはぜ、ぱっかん、パン豆、たん豆、パフ、パットライス(Puffed rice)、ポップライスなど様々な名前で呼ばれている。”
◎引用:wikipedia

今はスーパーなどで「パットライス」の名前で売られていることが多い。
これが、結構素朴な味で食べるとやめられなくなるのだが、ポン菓子屋さんで作ってもらうのはやっぱり味が違う。出来立ては本当に美味しいのである。

一気に圧力をかけて、出来上がる時にはおじさんが「カランカラン」と鐘を鳴らして「もうすぐできるよ」と合図してくれる。「ドン!」とそれこそ爆弾のようなすごい音がするので、私たち子供は耳を塞いで「くるぞくるぞ」と、その瞬間を待つのだ。

ポン菓子を待つ昭和の子供たち


子供の時に食べたおやつ。あの味がわすれられない人はたくさんいると思う。
ネットで探してみたらポン菓子屋さんの店舗はあちこちにあった。

いろんな種類があるみたい。見た目もころんとした塊がかわいい。
ひいおばあちゃんが住んでいた古民家で作っているとのこと。


昭和のあの時代、今のようにコンビニもなくて不便なことは多かったけれど、野菜など自給自足している家も多くて、きゅうりやトマト、葉物野菜など、今の時代に量産されているものとは見た目も味も違っていました。
わたしの家でも鶏を飼っていて、毎朝産みたての卵をいただいていました。
のんびりした良い時代でした。

懐かしい昭和のポン菓子。
一口食べるとあの頃を思い出します。

暮れゆく田舎町と屋台

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