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cafeアカイヌ亭 ②嵐山のヤマ

みなさん、こんにちは。アカイヌです。
あつい日が続きますね。

冷たいのみものが美味しい季節になりました。
お客さまによっては、コオリなしです。
当店では、生ぬるいのお好きなかたがおおいのです。


あら!
めずらしいお客さまがみえました。


しばらくみない間に
すっかり日焼けしちゃって。


あついなか、お仕事ごくろうさまです。


オクノ・・・というともしかして
前にお話しされていたあの例の事件の・・・!


嵐山鵜飼裁判とは・・・

まず、文春がスッパ抜いた。

裁判は勝訴で地元新聞社も報じた。

裁判は前社長に賠償命令が出てそれで終わり。
あっさりしたもんやった。
これでサクッと済まそうとしてるのが見てとれた。

やっと捜査できるようになって、よかったですね。
やっぱり圧力がかかっていたんですかね。


裁判の前から、ある程度俺らはつかんでた。

クチコミで耳に入ってきてたし、なにより胡散くささを感じてたんや。
鼻がきくのが警察犬やからな。

なかなか上から捜査の指示も出なくて、あきらめてたんやけどな。

この人らが「風穴」開けにきてくれたんや。

嵐山鵜飼事件
判決の日。
偉いさんらが触りたがらん案件に、少人数でやってきて声を上げたんや。


おのれかわいさで保身と忖度しか頭にない偉いさんばっかりの世の中で
この人らは丸裸でやってきて「おかしいもんはおかしい!」と
誰にでもわかる言葉で明快に説明してくれた。

鵜飼船の船頭さんらも揃いのハッピで覚悟決めて来ててな、
俺らも演説聞いてて涙出たで。
勇気に頭が下がるわ。

しばらくしてからや。
時間は経ったけど、湧き上がる民意によって山が動いた!
とうとう警察が捜査せずにはおられんなった、ちゅうわけや。

それは、オクノさんのことですか?
宮様へのお礼が必要だから「ピン札で100万用意しろ」と要求したオクノさん?


文字アート「フウトウぴんさつオクノ」 作画:カピ子さん

なんやこのヘタクソならくがきは。
まあ、こいつはもちろんクロやけどな。

わしらがパクりたいやつはもっと悪いやつや。

「自分は何やっても罪に問われない。絶対に守られる」
そんな考えで好き勝手やってる奴ら・・・

正確に言うと「ヒゲ一味」やな。

事件を洗っていくうちに、いろんなもんが芋蔓式に上がってきてな。
口にするのもおぞましい事実や。これは放っておくわけにはいかん。
かといって、上に言うたところで揉み消される。

俺も悩んだよ。
でもな、捨て置くことはできん。
それで昔の仲間にも協力してもらって、独自に調査を始めてるんや。


(ヤマさん・・・一体何もんや)

恐ろしい体験を、怖がりながら告白してくれた犬もいたよ。

モルモットや、カピバラを食べたと。
カピバラは麻酔もなく残酷な方法で殺害され、BBQにされたと聞いている。

問題は、ある団体の総裁特権の地位にあることを利用して
動物たちを展示や研究目的で輸入し
食べたあとに「病死した」と届けたことだ。
BBQパーティに参加した人間から裏が取れている。
何人もおるよ。

確かに危険なヤマには違いない。
でも一つの砦を壊せば、堰を切ったようにゾロゾロと他の闇も露わになるに違いない。

後ろに控えている闇、皿バーさん。


クロだと、どんなに証拠が揃っていても、忖度されて裁かれないものもいる。

(・・・っていうか、まっクロだよね)

だからと言って、放っておくわけにはいかん。
放っておいたら道理の通らんのが当たり前の世の中になってしまうやろ。

悪いやつはなんぼでもおる。

奴らはときに慈善や愛護、奉仕の看板を掲げ、裏でとんでもない輩とつるみ
甘い汁をチューチュー吸い上げる。

いわば、「小さなアリの、濡れ手に粟」や!

ほんまにうさん臭いで!

胡散臭いおじさん

まあ、今回の嵐山鵜飼騒動で一番迷惑被ったのは、仕事に誇りを持って毎日頑張ってきた、鵜飼船の船頭さんたちと鵜さんたちやと思てる。

彼らのためにも、俺らは真実を暴く必要があるんよ。


まかしとけ!鵜さん。



そんなわけで、ヤマさん
レイコー飲んだら、またすぐ捜査に行ったんですよ。
いろいろつかんでるらしいですよ。

会えなくて、ちょっと残念・・・。

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