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生きづらさを和らげるヒント

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#コラム

ガマンの鎧を着ている人の話

ガマンの鎧を着ている人の話

自分が「ガマンの鎧を着た人」だと気がついたのは30歳だった。

もちろん生きていれば誰もがガマンをした経験はあるし、「わたしは誰よりもガマンをしてきたのよ!」と不幸自慢をしたいわけではない。むしろ他人から見たら「さんざん好き勝手にやってきたじゃないか」と言われるくらいだと思う。

自分では選べないような家庭環境や経済状況でガマンすることは少なからずあったし、生まれ持った見た目や体質で他人を羨ましい

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自己肯定感が低いままでも、つよくなった理由。

自己肯定感が低いままでも、つよくなった理由。

『月刊 自己肯定感』というマガジンをつくっているので、いつもなんとなく自己肯定感について考えている。

このマガジンをはじめた理由のひとつに、一緒に書いているDr.ゆうすけくんに「サクちゃんは、もともと育った環境もよくないし、自己肯定感が低い要素が山もりなのに、どうやって今みたいな考え方ができるようになったの?」と聞かれて、「それ、後天的に自己肯定感は育つっていう希望の光だからな!」と言ってくれた

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「誰になんて言われるとうれしいですか?」承認欲求を素直に正しくつかう方法

「誰になんて言われるとうれしいですか?」承認欲求を素直に正しくつかう方法

「人からなんて言われる(褒められる)とうれしいですか?」と何人かの友人に質問をしたら、あまりにそれぞれで、その人らしくて、とてもおもしろかった。

ある人は「かっこいい」と言われるのがいちばんうれしいと言い、ある人は「努力してるね」、ある人は「楽しそうだね」、ある人は「かわいいね」、ある人は「頭がいいね」などそれぞれの答えがあった。

誰に褒められるかにもよるし、恋愛面で言われるのと仕事面で言われ

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自分を知るとは、「原液」を知ること。

自分を知るとは、「原液」を知ること。

「自分を知る」とか「ガマンの蓋を剥がして欲を見つける」などとわたしはよく言うけど、どういうことなのかというと、言い換えると「原液を知ること」だと思っている。

ますますわからなくなった人もいるかもしれないけど、ちょっと書いておこう。

「原液」というのは、子育てをしているときによく感じていたことで、自分の子供と産まれたときからいつも一緒に時間を過ごしながら「自分と深く関係があるけど別の人格であるこ

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知りたいと思うには、全部ちがうと知ることだ(クセの話)

知りたいと思うには、全部ちがうと知ることだ(クセの話)

いつか美容師さんが言っていた。

「クセをつけるときは、熱いうちにクセをつけて、すぐにやめないで、冷めるまでそのままにしておくと、クセがつきます」

ああ、ほんとうにそうだな、と思った。

わたしは、人はそれぞれもともと持っている素質に加えて「クセ」がついていって、それが個性になっていると考えている。

姿勢も、考えかたも、感情の出し方も、話し方も、食べ方も、表情も、「クセ」だと思う。

わたしが

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