大切なのは語彙力か??
よく、読書で身につくと言われる効果の一つに、語彙力がある。
この時に言う語彙力とは、難しい言葉と言い換えても良いかもしれない。
「よく、そんな言葉知ってるね!!」もセットだ。その語彙力が活躍する場面とは、その場に適した言葉を一言で表現できた時だろう。
単純に知っている言葉が多いと言うことだ。
ところで、全員が語彙力をつけるべきだろうか?
コミュニケーションにおいて、説明したいけどうまく伝えられない。
という経験はある。皆さんにもあるかもしれない。
その際、それを一言で説明できるのは確かに便利だ。
「まさに四面楚歌だね」とか「それじゃ竜頭蛇尾だよとか」
これが、本当に誰にでも説明していると言えるのだろうか。。
賢い人たちが難しい言葉を使って討論する番組で、業界用語のようなものが羅列する際、テロップが出ることがあるが、僕にはそのテロップを見ている方が内容が伝わってくる。
小説などでもそうだ。難しい言葉が出てきて、調べると、言い換え可能な表現だったりする。
表現としては正しいかもしれないが、説明としてはどうだろう。
この状況を表すにはこの言葉がピッタリである。という場合意外に、語彙力を求めてしまうと、つまらない言葉が生まれてくるような気がする。
何でもかんでも、「エモい」で表現できる便利な時代が来てしまった。
これも語彙力の一つかもしれない。
問題は、伝わる人には伝わるが、伝わらない人には伝わらないという構造だ。
あえて、ターゲットを絞る時には効果的かもしれないが、少なくとも日常会話には必要ないだろう。
僕は、語彙力よりも言語化力のようなものが必要ではないかと思う。
それは、何かを表現する際に一言で終わらせるのではなく、的確に伝わるよに話や文章を組み立てるということだ。
初めての体験を、既存の言葉で表現するのに違和感があるのだ。
映画のコメントでも、同じような表現をよくみる。
自分なりの言語化こそが、オリジナルであり、自分の感動伝えるのに最も丁寧な手段であると考える。
だから僕は、頭の中のことをここに書いていく。
言語化力の筋トレとして。
書く仕事ください。
shiroinekotarou@gmail.com
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