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「継続できる」=「すごい」訳では無い

世の中、継続できればなんとかなるって風潮ありません?

「継続は力なり」
「好きこそものの上手なれ」

けれど、「続ける」こと「自体」は素晴らしいのでしょうか。
・呼吸し続けることはすごいことなの?
・朝起きてトイレに行くことはすごいことなの?

残念ながら、継続は「スキル」ではないと思っています。
じゃ、何が「スキル」なのか、以下の答えに行き着きました。

継続する中で、目標とする水準まで成長できたという事実

※水準は、自分が決めるのか、集団が決めるのか、いろんな場合があると思います。


まず、「分野」を習得する始めの過程において、以下のように、3種類の人がいると思います。

1⃣三日坊主にならない人


世の中には、「始めから」延々と続けられる人がいます。
多くの人が辞めて行く中で、自分だけが続けている。
これは、間違いなく生まれもった”性格”だと思っています。
(個人的には間違いなく、”アスペ”に含まれる人だと思っています。)

この人達がなぜ続けられるか。
一つの物事をコツコツ続けないと落ち着かないから、ですね。
そのため、続けてしまう。
つまり、良く言えば長続きしやすい性格。
悪く言えば、周りに関心がなく、視野が狭い性格。

自分以外の周りのレベルが見えていないまま、必要な知識を持ち合わせていないのに、行為を続けている事自体、子供のお遊び(目的がはっきりしないまま、作ったり壊したり)と変わりません。
成果を求めなくてよい、すなわちノルマを設けなくてよいのです。

つまり、この段階は楽しいので「続けられます」。だから、必ず成長します。

ある段階(程度の差が激しいですが。。。)まで成長はしますが、必ず成長が頭打ちになります。
さらに、成長が頭打ちになっていることに気づきません。

2⃣逆に、三日坊主になる人


三日坊主にならない人に比べて、世の中の多くの人は「周り」が見えます。
もっと認められたい、もっと上手になりたい。

そのために、他の既にスキルフルな人から吸収しようとします。
すると必然的に、周りのすごい人を見ることになります。
すると、自分の成長がしょぼく感じる。
いくらあがいてもすごい人に追いつけないんじゃないかと錯覚する。
思っていたより、うまく行かない。

そして、ちょっと背伸びをする。
背伸びを続けてしまう。
背伸びを続けると、「自分の成長が見えない」。

だから、やーめた。になるのじゃないでしょうかね。


成長の余地はありますが、そもそも自分に成長の余地があることに気づいていません。

3⃣さらに、そもそも三日坊主の概念に抵触しない人

三日坊主以前に、何もやらないので、知らないので、成長も何もありません。

例)
制御の博士は制御の研究をしますが、おそらく論理学の博士になる人はいないでしょう。
そんなわけで、自分の知らないフィールド全てにおいてここに当てはまるでしょうねー。

1⃣と2⃣でない人は、全てここに入れることにします。
つまり、ある分野においてのその他大勢です。
恐らく今後も何もしないので、考えません。



総じて、自己中心的で、自分しか見えていない人の方が「継続」には向いていると思います。子供が無邪気におんなじことを繰り返し続けられるのはこれでしょう。

1⃣は、「継続」できるが、成長はあるところで止まる
2⃣は、「継続」できれば成長が止まることはないが、そもそも継続できない


三日坊主にならないことを評価指標とすると、1⃣の人の方が三日坊主にはなりにくいですが、それは三日坊主にならないだけで、別にすごくないですよねー。

さて、1⃣と2⃣の人も、どうすればいいんだろう


生まれたての赤ちゃんは皆同じ状態です。知識0のすっからかん。成長の余地しかないですね。

人の性格によるけれど、ある実力まで到達すると、必ず1⃣と2⃣を経験する。
これは一種の成長におけるブランクというやつだと思っています。

1⃣の人の場合


そもそも、自分の実力を知らないことが往々にしてあるので、まず知るすべを得る。
レベルの高い組織に属してしまう。

しっかりと、組織内で勉強をして、体系的な知識を身につける中で、自分を客観視する。
または、ずっと頭を使って、物事に取り組む。
そうやって、自分の状態が他人と比べられる状態に持っていく。

すごい人と肩を並べて努力する環境に身を置くのが大変ですよね。。。
結論:学校に通おう!

2⃣の人の場合


そもそも、周りの人を見るのは辞められないので、
成長のプロセスを可視化する。

可視化するために、自分の状態を言語化する。
本当に実力がついていないのか、現在のスキル状態は業界や組織内に対してどうあるのか。
常に、数値化しやすいように状況を持っていく。

言語化のスキルは数学とか、物理とかやる中で身につきますよね。。。
結論:学校に通おう!

そして、ここで1⃣と2⃣の状況を打破するために、耐え抜いた人だけが世の中のプロや、トップと言われる人たちになっていくのだなぁと、周りのすごい人たちを見て思うのです。



さらに、1⃣も2⃣の人たちのために義務教育があるんだなぁと気づきました。
そもそもですが、1⃣も2⃣も3⃣でもなくて、成長のストップを経験することのない人が、学校に行かなくていいんですよねー。

まあ自分はそんな人間ではないので、常に1⃣と2⃣になったときになぜ、1⃣と2⃣になったのかを分析する。
これこそが、際限なく成長することに繋がると思うのでした。


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