「頑張ったのにできなかった」について

「頑張ったのにできなかった」



スポーツの大会も楽器のコンペもテストの成績も,何か悪い結果が出たときに感じる,この感情.
あんなに頑張って,ずっと努力してきたのに,「頑張ったのにできなかった」「思ったよりできなかった」.
こいつらの正体って何なんですかねぇ.
こいつのおかげで,モチベーションだだ下がり.
誰しも,みんな,経験したことあるんじゃないでしょうか.

さて,この問についての自分なりの「解決方法」が出たので,まとめてみました.



嫌ですねぇ.この感情.


まず,「思ったより」というのは,最初に思うための「基準」があって,その基準に対して「何か」を思うわけです.

基準...しかし,多くの場合,「思う」んですから,基準なんてものは見当たりません.難しい.

例えば,クラスで一斉に難しいテストを受けて,テストが返された経験,覚えてませんか?

  • どっかの席の子が「今回は,全然テスト勉強してないわぁ」って言ってたのに,テストで良い成績を出して,「思ったよりできてたわー」って言ったとき.

  • また,別の席の子が,悪い成績を受け取って「うわぁ.こんなにも勉強したのに,思ったよりできなかったわー」って言ったとき.

聞こえてくる側の人間は,誰かの成績が良いにせよ悪いにせよ,恐らく口には出しませんが「いや,思ったよりってなんだ」となるはずです.

でも,いざ自分の答案が帰ってくると「思ったより○○だった!」となると思います.誰かの声が聞こえてくると,なんかもやもやするのに.

ーーー

っていう経験ありませんかね?
他の人が話してるのを聞くと,ふわふわしてる気がするのに,自分も同じこと考えてた!っていう経験.

⇒ 何が言いたいかというと,他人の話を聞いたときは,ツッコミどころ満載だったり,凄くふわふわしていて気持ち悪いなー,と思っているのに,いざ自分も同じ状況になると,自分が気持ち悪いなーと思ってた行為をやってんじゃんという...

!!!このフワフワ感が全ての元凶なのです!!!

(既に,ここまで読んで,”違和感”を覚えている人はいるかもしれません.
恐らく,その人は,「おれ,思ったより○○だ,なんて考えたことないけど.そもそも,”思う”ってあやふやじゃん.」を考えたのではないでしょうか.)



前置きが長くなりましたが,今日の話の大切な部分はここからです.


あんなに頑張ったのに,まだ努力が足りないの?
頑張っても,成果が出ないなら,もうやだ.だから,頑張りたくない.

「悪い結果なんかみたくないよ.自分が良いという状況だけを追っていたい.悪い結果なんかみたら,努力が無為になったみたいで,余計頑張りたくなくなっちゃう.」

頑張ったからこそ感じる「思ったより○○だった」について.

よく見ましょう.
「頑張っても成果が出ない.」
じゃぁ,「頑張る」ってなに?
そう.頑張りを定義できれば,適切な頑張りが得られるのです.

※ここから,ちょっとしんどいです...何行か耐えて!

「頑張る」とは,何か「目標」があって,その目標を達成するための「過程」を言います.
じゃぁ,目標って何なのでしょう.学校のテストだとクラスで「1位になる」ことでしょうか.
いいえ違います.「どうすれば一位になれるか」の「過程」を説明できないからダメなのです.「1位になる」ことは目標になれません. (もちろん,一位になるための理論なんかこの世に存在しません)
即ち,目標は「過程のわかる達成後の状態」なのです.
頑張りは,「目標への過程を説明したもの」なのです.

頑張りの例)
今回の数学テストでは,三平方の定理が出る”らしい”.三平方の定理の問題を解くには,”公式を活用して”問題が解けなければいけない.だから,まずは,公式を覚えてから,演習をしよう.

ここが大前提です.まず,「頑張る方法を説明できる」ようになりましょう.

んで,「説明できる過程」を持ったうえで実際に,「訓練」を行います.
でも,自分で考えてた説明できる過程通りに訓練を行えば,本当に結果は出るのでしょうか.
いいえ,わかりません.出るかもしれないし,出ないかもしれない.
出ればラッキー,出なければ残念.また次回.でしょうか.
それでは困ります.
じゃぁ,「説明できる過程」が実際に成績に繋がるのか.そこで,「模試」を行います.
「模試」は,学校のテストだけではありません.公式問題集を「自分の考え」に従って解くこともそれです.自分の考えが本当に役に立つのかを見極める機会の事を指します.

模試の例)実際に新しい問題を解いてみた.あれ,”英単語をたくさん覚え”たら,英文が読めて英語のテストで成績が伸びると思ったけど,伸びなかったおかしいな.”英単語を覚えるだけじゃなく,文法も必要”?じゃぁ,文法を勉強した上で,問題が解けるか確認してみよう.

大前提がしっかりできてしまえば,「模試」を行いましょう.

※お疲れ様でした...!



実際これができるようになれば,無駄な頑張りが,減りました!
「思ったより○○だった」なんていう機会は,かなり消えました!
バンザーイ🙌


いや,できたら苦労しねぇよ(´;ω;`)


多くの場合,大前提はクリアしてるんですよね.
問題は,大前提に基づいて,自分で考えて努力したのに,「テストの結果」が振るわないので辛いのです.
ん,自分で考えて努力した...


「自分で考えて努力した」


その通りです.みんな,自分で考えてやった点は一緒です.
しかーし.残念ながら,多くの場合,この大前提が明確でないのです.
自分で方法を考えたことは,確かに考えた.でも,その考えを言葉で表したことなくない?その場合,考えは明確ではありません.
大切なので,2回言います.
多くの場合,この大前提が明確でないのです...


だからこそ,明確にするためにも自分の努力の方法は「説明できる」ようになってください.(どうやって説明するんだよ!って人は続きへ.)

これが明確であればあるほど,テストが返ってきた際に間違いを見つけた際に,
「あ,この考え方は間違っていたんだな.じゃ,この考え方はさようなら」
になります。
そう.大切なのは
自分で考えて努力した結果,捨てるべき考えを知ることができた」
状態に持っていくことなのです.

じゃぁ,明確にすればOKなのか.
そう.明確にすれば後は,間違いを減らしていくことができるのです.
ん...間違いを減らしていくだけ


「間違いを減らしていくだけ」


自分の間違いの量は,見つけた人,捨てた人の勝ちです.
いかにして,捨てていくか.
これは,実際に行わないと無理です.
だって,人間ですもの.イチローだって素振りをする中で,自分のフォームを見つけました.
自分のできる限り,模試を行うのです. 


また大切なので,2回言います.
自分のできる限り,模試を行うのです...
(模試なんか楽しくないよ!って人も続きへ.)



だから,難しいんだって(´;ω;`)


四半期に一度の定期テストを受けて,結果に一喜一憂するのではなく,
一日に何回も模試を行えるようになってしまえば,「頑張ったのに努力が実らなかった」は減らせそうですね!
そう.これができるようになれば万々歳なのです.


1,「自分の考えなんか説明できんがな」について


今回の記事は,「頑張る!」をひたすら説明して3000文字くらいになりました.
この「頑張る!」を口で説明できるようになるには,そもそも頑張るとはなんだろう.を考えるのです.
その結果,自分なりにですが,「頑張る」ことは,「説明できる目標への過程」という答えが出ました.

そう.大切なのは,自分の考えを説明するときに,「より多くの人が理解」できるくらい,「詳しくて簡単で抜け漏れのない説明」であることなのです.

あ,自分もまだまだですが,昨日の自分より,今日の自分.今日の自分より,明日の自分という感じに,一つの事柄に対して,フォーカスする時間を増やせば,必然的に考える時間が増えることには気づきました.

⇒ 自分の考えを説明,明確にするのが難しいなら,一つの事柄を説明する時間.機会を沢山設けて,詳細に説明してみる!


2,「模試なんか面倒くさいがな」について


あ,そうそう.
ゲーム楽しいですよね.
スーパーマリオブラザーズの1ー1面を遊びました.
繰り返し,繰り返し.そのうち,飽きません?

でも,ゲームは自分の実力が上がっている事を確認できたら,案外同じゲームでも繰り返せたりすると思います.
1ー1面も,最速狙うとかなら,割とやりがい生まれるし.
じゃないとRTAなんか流行らんて.


「模試」が面倒くさいっていう人は一定数いると思うんですが,逆に模試を楽しい.と思えるようになれば最強なわけですよ.

達成感...
例えばですが,自分の実力で「模試」をこなし,模試の点数・結果に左右されない確実に成長を感じられるものが見つけられれば,達成感は得られるのではないですかね?

まだ研究途中ですが,いかに問題を解いた際の「達成感」を継続的に得られ続けるかが,まさしく「模試」をこなす回数に直結すると気付きました.

例)
問題を解く→解けた.→飽きた→なんか新しいやり方思いつく→楽しい.

どうでしょうか..



ま,結局のところ,「よく考えましょう」という話です.
でも,考えるって,突き詰めると,また奥が深くなりそうです.

オリンピック選手も,プロの音楽家も,研究者も,常に「自分の考えがあってるか間違ってるか」を選択し続けているんだろうなぁと思う今日この頃でした.


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