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7月17日 映画を二つも見ちゃいます

 ノドカ構文って改編のしづらさと汎用性の低さのわりに語録としてそこそこ使われていてすごいと思っています。やっぱり可愛いからですかね。 

 今日はルックバックと新時代の扉を見ました。映画のはしごって自分でしたことなかったからちょっとワクワクしてたんですけど、やることとしてはチケット取った後同じ劇場内で一回外出て別のシアターに入るだけなので特に感慨深さとかは無かったです。お一人様だったからかもしれません。感想は複数回に分ければ明日の分を考えなくてよくなるので、ウマ娘の話は明日します。どっちもかなり良かったです。

 ルックバックは、ここ数年にSNS上で広く流行ったものの中ではメッセージ性が強く構成がシンプルでストーリー展開が素直、というまさに王道を行く名作だったと思っています。ただそれ故に、読んだ人同士で個人の感想や意見の域を超えて社会正義と接続した描写や他人の評価に対する善し悪しの議論が発生していると感じていて、言葉の強い喧嘩の応酬を何度か目にしました。絶賛にしろ批判にしろ何かを言葉にして言いたくなる作品だというのは、いままさにキーボードを叩いている私自身も共感できるところなんですけどね。映画としてもそういう原作のあれこれを損なわずにここまでのクオリティに仕上げているのが特ににすごかったです。何というか、初めて読み切りを読んだ時の感覚がそのまま蘇る感じでした。批判が多いみたいな書き方になっちゃったんですけど、作品が扱ってるテーマとかを考えたらルックバックは全然曲解されずに読んでもらえてる作品だと思います。他の方の作品に読んでもらえてるとか書くの上から目線でいやだな。
 ルックバックは誰の身にも起こりうる事故みたいな現実がもたらす無力感を描いた作品だと思っていたので、こうこうこういう原因でああいうことになったみたいな論じられ方をしてると納得がいかなくなってたりもしたんですけど、自分の考える無力感との向き合い方を一般に強要するのも変な話だと気が付きました。誰の意見にも影響を与えず誰からも影響されてない自分の意見を発信出来たら一番良いのにな。


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