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7月18日 新時代の扉

 ウマ娘の映画を見ました。公開終了する前に映画館に行けて良かった。多忙さに負けてゲームをもうやってない人間なのでアニメ三期ぶりのウマ娘だったんですけど、とってもいい映画でした。ネタバレになるからという理由で史実の競走馬の記録を調べるのを控えていたんですけど、だからこそどこでどう勝ってどう負けるのかという部分を新鮮に楽しめたと思います。当時を知ってる人にはそれこそその人にした感じ得ない感動があったと思うんですけどね。競馬は未だにずぶの素人なので、週末にテレビやネットで時折目にするなあ、盛り上がってるなあとぼんやり眺めています。それでもGⅠレースはなんとなく認識できるようになったり、微妙な変化もあります。
 ウマ娘は初期から一貫してモデルになった競走馬が活躍した当時の社会を再現しようと色んな描写に尽力してる作品なんですけど、自分が世間知らずなこともあって、多分ほとんど汲み取れてないんだろうなと少し悲しい気持ちになります。勝負服やレース中の実況だけじゃなくて、ちょっとだけ映る新聞の見出しとか、作中で流れてるCMとかまで拘っているらしいんですけど、知らないものはもうどうしたって知らないので今でも”らしい”止まりです。調べたら当時のものを見ることはできるんでしょうけど、大抵調べません。自分が生まれるよりも前の時代は、結局思いを馳せることくらいしかできないと思うので。
 オペラオーとタキオンはゲームを始めた当初からキャラとして好きだったので、RTTTと合わせてアニメでもスポットが当たったのが嬉しかったです。どこまで行ってもミーハーなので、史上最多の七冠馬みたいな目に見えてすごい実績を持ってるとそれだけで惹かれます。実力に裏打ちされた自信家が好きというのもある。単純にアニメ映画としてもめちゃくちゃ綺麗な作品で、走るという動作をかっこ良く見せる限界を目指している気迫を感じましたね。シングレを初めて読んだときにも感じたんですけど、末脚の爆発力を伝える演出がどんどん洗練されていってて、次がまた楽しみになりました。


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