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【救急搬送】摂食障害で入院した話①


摂食障害になりました。

それまでの経緯はひとまず置いておいて、今回は入院から退院までのことを書きたいと思います。

22歳、夏。
低血糖性昏睡になり、家で意識を失いました。
地元の総合病院へ救急搬送され、気づいたときには病院でした。

このときのわたしは、身長158cm、体重は28kgほどでした。

様々な検査をして、いつのまにか眠ってしまい、気づいたら病棟のベッドの上でした。

翌日、自分が消化器内科にいることがわかりました。
初めての入院でした。

病院食というものも初めてだったので、ほんの少しずつですが食べてみました。
すると、肝臓の値が悪くなっていきました。

いままで食べてなかったのに、いきなり栄養をとりはじめると、肝臓がびっくりして細胞が壊れる、と説明を受けました。

AST、ALTという肝臓の機能の指標となるものがあり、いずれも正常値は30以下らしいのですが、わたしの肝臓が1番悪かったときは3000オーバーだったそうです。

肝臓は沈黙の臓器と言われているとおり、痛くもかゆくもありませんでした。


ある日、トイレに行こうとトイレのドアを開けたその瞬間、なぜかその場に倒れてしまい、立とうとしても全然立てず、這いつくばってトイレのナースコールを押しました。
多分、低血糖で倒れたのだと思います。

倒れたときに頭を打っていたので、頭から血が出ており、CTスキャンの検査もされましたが特に問題なしでした。

転倒以来、ナースステーションに1番近い部屋に移動させられ、ベッドには離床センサーがつけられ、ベッドから動くと看護師さんが飛んでくるようになりました。

ほぼベッドの上だけで過ごすようになり、筋肉がどんどん落ちていきました。

ある日、ベッドから立とうとしても、脚に力が入らず、立てなくなってしまいました。
22歳にして寝たきり生活の始まりです。


つづく

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