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『うつらうつら移りける辞』

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ぼんやりと、鮮明に辞と向き合っていく日記みたいな文章
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2020年4月の記事一覧

『うつらうつら移りける辞』#5

『うつらうつら移りける辞』#5

辞と向き合うように意識しすぎていたので、日記くらいに肩の力を抜いて書くようにしていこうと思った近頃 向き合うことは怠らずに

朝一番の地下鉄で帰路に着いた 人の流れが途切れている空間に出会わなかったウィズコロナの世界

無機質さを纏った銀座線渋谷駅を初めて幾何学的で美しいのかと肌で感じられたことがまたとない出会い 新しくなって以来、冷たさだけしか受け取ることが出来なかった精神状態にいたん

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『うつらうつら移りける辞』#4

『うつらうつら移りける辞』#4

詩のように辞と向き合う感性が徐々に喪失しつつある

個人の中の年輪が中抜けになってしまった 腐敗してしまったという方が近いかもしれない

時が眼前をさらい続けて、「持たざる」感覚だけがただ寂寥と散っている

しかしながら、その色だけが色褪せることなく己の中では息吹いていて、濁流と化している 川岸に立ち尽くして、その流れが水底を食い、時として遠くで物、人を貪っている様子を眺めていることしか許

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『うつらうつら移りける辞』#3

『うつらうつら移りける辞』#3

晴れ間と雨を行き来する中で、日常も様変わりしている

久しぶりになってしまった 3日以下坊主だ、もはやスキンヘッド

前回のnoteからだいたい1ヶ月経過していた

コロナによって生活意識をハックされ続けているのは言うまでもない 外に出る目的を失いつつあることにはもはや疑いを持たなくなった

今ある私的空間が約束された物ではないという恐怖を感じて生きている人もいるはずだ 経済的であれ、物理的

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