『うつらうつら移りける辞』#5
辞と向き合うように意識しすぎていたので、日記くらいに肩の力を抜いて書くようにしていこうと思った近頃 向き合うことは怠らずに
朝一番の地下鉄で帰路に着いた 人の流れが途切れている空間に出会わなかったウィズコロナの世界
無機質さを纏った銀座線渋谷駅を初めて幾何学的で美しいのかと肌で感じられたことがまたとない出会い 新しくなって以来、冷たさだけしか受け取ることが出来なかった精神状態にいたんだろうなぁ
シンメトリーに影が刻まれている 人工物によって成された不変のひし形を捉えながら、優しさが呑みこまれていく朝をただ座って眺め続けていた
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