好きっていうか、光#33
僕にとっての光とは、あるひとのことを指す。光であると同時に影でもある。その人はとても美しい。ず〜っとぼ〜っとただそばにいたくなる。いいや、そばにいなくたってもいい。眺めるだけでもいい。
その人は、儚くて脆くて、でも強くって。
儚くて脆そうに見えるのは、こちらの願いを投影しているのかもしれない。強く見えるのはただ自分が弱いだけなのかもしれない。
自分はその人に悩まされ振り回され苦しめられた。それは自分で選んだことだし、自分が勝手にそう認知しているだけなので、相手に何の責もない。
でも、それはとっても幸せなことなのかもしれない。最近はそう思うようになってきた。それほどの存在に出会えることなんて人生でそうあるものではないのではと思うからだ。もちろんここまで心が揺さぶられた経験は未だかつてない。
「好き」という感情だよね?と言われればまぁそうなのだろう。
でも感覚としては「好き」なんてものをとうに超えている。
一番感覚が近いのが光なのだ。眩しいくらいの。だから影も生まれる。ただ、影のない光だけに包まれた世界の存在も感じる。いや、影は存在するが、影さえも含む光な世界。
影さえも含む光…???
光と影を超越した世界。光と影の上位概念。…宇宙???
最後に浮かんできたのは、結局そこかと少し笑ってしまった。
なんだ、結局これが愛なのかもしれないな。
2021.10.30.21:54
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