一家団欒
受験票が届き、いよいよ試験が近くなってきました。
最近勉強している部屋には、仏壇や洗礼証明書、祖父母や父、子供などの写真を沢山飾っています。
今まで悲しくて近づかなかった部屋ですが
窓も大きく明るいので寒い間はと使い始めました。
最近気づいたのは、昔、実家のキッチンや客間で祖父母や両親たちと集まったことがあったあの雰囲気がすることがある、ということ。
家屋も、亡くなった家族とも、
夢の中でしか逢えないし、ほんとうは全員が一度に集まったことはないし、色々あったけど
でもなんとも言えない暖かい雰囲気がして
これって「一家団欒」かな、と不思議な気持ちです。
勉強と格闘している私の周囲には
心配そうに皆がいるのかも、と思うと
ちょっと嬉しくなります。
いつか色々なフィールドで色々な仕事やっていけたらという私の夢について
勉強は頑張りますから、良い仕事との出逢いをお願いしますと
実業家だった祖父にお願いしたり
明治生まれでも職業婦人だった祖母に頼んだり。
母はコロナで面会できない間に、認知症が進んで言葉を発せなくなってしまい
もう会話はできないけれど
今までの家族との楽しい思い出だけがよみがえり
沢山の家族の気配をなぜか感じながら
今日も勉強を開始です。
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